学生時代は、各亭で東海道山陽線はもちろん、山陰線、飯田線などいろんなところを普通列車で制覇した。中央線など、名古屋から東京まで各駅で下車した。東塩尻駅が健在の時。
北海道も、全線乗った。今はなき、天北線、興浜北線、羽幌線、美幸線、名寄本線、興浜南線、渚滑線、湧網線、標津線、白糠線、相生線、士幌線、広尾線、深名線、歌志内線、万字線、幌内線、函館本線上砂川支線、富内線、岩内線、胆振線、瀬棚線、松前線にも乗った。三菱石炭鉱業大夕張鉄道線にも乗った。
こうやって見ると北海道ではたくさんの線路が廃止になったんだとしみじみ思う。
最近は旅行といえば、もっぱらヨーロッパ。ヨーロッパでの移動は鉄道を使うのが常だが、これが日本と違って面白い。コンパートメントはリクライニングする車両があって、前後をリクライニングさせたら、ベッドみたいになり、気持ちよく眠れられる。
そうかとおもうと、コンパートメントに8人すし詰めで身動きも取れないときもあった。旧東欧諸国の車両は、そんな簡素な感じだった。
クシェットは横になれるがカーテンがないので落ち着かないし、早朝寝ているときにボーイが「朝の珈琲はいかが?」とやってくる。セキュリティももう一つだし、あまり乗りたいとは思わない。
一番いいのは寝台車。ボーイが荷物を運んでくれて、鍵のかかる部屋に案内してくれる。メニューを渡され、朝食の注文をして後は寝るだけ。
深夜に廊下に出るとボーイが廊下を向いて座って事務作業をしている。車両の入り口の扉も鍵がかかって外から入れない。セキュリティは万全。
朝になると、朝食を持って起こしに来る。降りるときもボーイが荷物を降ろしてくれる。もう楽チンで楽チンで。高価だが、それだけの価値は十分にある。
このときはワゴン・リが運営していたが、今は違うらしい。
寝台車のメニュー
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そして、今は、高速鉄道が主。私もタリスに乗って、パリとブリュッセルを往復したが、2等車の座席の狭さと、カーブでのとんでもない横Gは忘れられない。
また、ヨーロッパに行きたいが、しばらくは無理だろう。今のヨーロッパは高速鉄道網が発達して、以前とは違ったものになっているだろう。そんな鉄道を楽しみに、またヨーロッパに行って鉄道に乗りたい。