北風のフリーマーケット | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

昨日、我が家は強風で大揺れでした。

地震の揺れをニュース報道より強く感じるのは高台ゆえ、
しかし風でも揺れます。

出掛けようか迷ったのですが、下界(と言うほどの高地ではありません。)は
風もさほどではないかもしれないと考えて出掛けました。

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毎月開かれている 横浜国際プールのフリーマーケットです。

買い物の用事があったので、今回はホーム・センターに車を停めて
10分ほど美しく整備された遊歩道と公園内を抜けて歩きました。
良い運動となり気持ちも良いです。

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この寒さと強風(やはり下界も風が吹いていました。)で
出店者が少なく、寂しいイベント風景です~。

赤いのぼり旗が冷たい風に煽られています。

この天気でも出掛けようと思ったのは、先月のフリマで見つけたスペイン製の
上質な皮の財布が気になっていたからです。

若者が熱心に勧めており、値段もサービスしてくれると言いますが
特別に必要ないものには高額な買い物をしないと決めているので
買いませんでした。

しかし、気になる・・・。
よっぽど引き返そうかと思ったのですが、辞めました。
次回、もし残っていたら買う事にしよう、と考えていたからです。

滅多にそういうチャンスはありませんが、それならそれで諦めればよい。
もともと縁が無かったと納得する。
いいかぁ、と妥協して買うと後々後悔し、その物に対する情熱と愛着が失せてしまい
良い事は無いのです。

ものの買い時・チャンスは皆さんはどう捉えていますか?

私はかなり慎重です、「断・捨・離」を思いっ切り
伊豆高原の家で果たして来たから一層そうなるのです。

特に今回の場合はお財布です。
ゆめゆめ疎かな気持ちで買う訳にはいきません。

と言うのも、伊豆高原で暮らしていた時の事ですが
「さぁ、今日はお財布を買いに出掛けましょう。」と勇んで外出したところ
財布をスラレました!
あの一瞬だったんだ・・・! と落ち着いて記憶を辿ってみたら
買い物途中で人に口の開いたバッグをぶつけてしまい慌てて謝ったその時。

良くテレビで見るスリの手口を思い出せば、充分な一瞬だったのでしょう・・・

その日は何故か、いつもより多目のお札を入れて出たのでして
ショックは大きかったです。
しかし、それよりも財布を買いに出た日にスリに会うなんて・・・
もしかして、古くなって遣い捨てられる財布が機嫌を悪くしたのかも~。

そんな事があったので、お財布を新調する時は緊張するのでして
フリマでチョコット買うのは躊躇われます、しかも予定していない時には尚更です。
財布とは一度買えば長い付き合いになりますし、
なんとなく金運とも関係が出てくる気がして疎かな選択は出来ません。

話が長くなりました、結局 その若者は出店していませんでしたが
諦めが付いたので、次の誕生日までに新しいのを意識して探そうと
爽やかな気持ちになりました。

寒空の下で、風に品物を飛ばされそうなのに
「いらしゃいませ!」と声を揚げている子供の姿がいじらしい・・・

こういう処に付き合った子供達はきっと、物を大切にする事でしょう。



さて、いつものビニール・シートを敷いた広場に行きますと
ドッサリ山と積まれた不要衣料を大勢の人が真剣に物色しています。
これらは、運営団体の資金とする為にカンパで集められた品のようです。
「全部100円!」と看板が立っています。

私は良くこの山の中からお宝を見つけます。
着物地を合わせてリメイクすると、オシャレな普段着が出来ます。(以前ブログで紹介しました。)

昨日は裏地が付いて温かそうな丈の短いセーラー・パンツ(勿論黒)を
1点だけ購入しました。

おっちょこちょいです!
お金を払いに行ったら、気が付きました。





さっき、買った品の入ったビニール袋(バッグに縛り付けてあった)が無い!

衣類の山を物色するうちに、それが緩んで落としても気が付かないんですね・・・
一つの事に集中すると、他は気が抜けてしまうんです。

山の中に埋もれてしまったらもう見つからないなぁ、と諦めていましたが
見つかりました。 ヨカッタ!
その事でくだんの財布が買えなくても、充分に幸せな気持ちになれました。

良く歩いた事とアレコレ考えた事で、夜はテレビを見ながらコックリ・・・
昨夜は非常に寒かったので、早々に休む事にしました。