ジャズ・サークル 1月 | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記



今年初めてのジャズ・サークルが開かれました。

月に一度の開催なので、月末になってしまうともう
「おめでとうございます。」も旧暦の挨拶となる感じです・・・

それでも、この数ヶ月間でメンバーの顔ぶれが決まって来ています。
10人余りですが、皆さん愉しみにしていらっしゃるようです。

会話も少しくだけて来て、「タメグチ」の方もいらっしゃいます・・・

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いつもの様に発声練習をします。

今回は、いつも空調は控えめですが(節電中だからでしょう。公共スペースでもありますし。)
唄っていれば暑くなると思いきや、最後まで寒かったのですが
誰も文句を言いません。  

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”テネシー・ワルツ” ”オール・オブ・ミー” を経て
今回から ”It's been a long,long time" が加わりました。

タイトルは知らない曲でしたが、聴いているうちに皆も
「あぁ、映画の中で聴いたような気がする・・・」と言います。確かに・・・

とても良い曲です。
また、時期でもあり” My funny Valentine” も聴きました。

この曲の歌詞を読むとまぁ、素敵!
改めて聞き惚れてしまいます・・・

そんな初めてと出会う事は豊かな気持ちを齎してくれます。


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サークルのリーダーの細川静枝さんです。
「とう喜ミュージック・パートナー関東」 というジャズ演奏・歌手の出張サービスを
派遣する仕事をしています。

その昔は、かの有名な鈴木章治氏と全国コンサートの
舞台で唄っていたというキャリアをお持ちです。

今回も私ブランドである, ”衣袷ーきぬあわせー” を着て頂きました。
この作品は1999年 1月号 日本ヴォーグ社 「キルトジャパン」に
掲載された作品です。 (下記の左側の作品)

この2対はヴォーグ社の編集長さんから直々の依頼で
コラボレーション企画として製作したものです。

”衣袷ーきぬあわせー” 本来は古布(絹の着物地)で作るのですが、
この時はキルト用の布地である木綿地の新作発表との事で
指定された柄から選んで製作を依頼されたのです。

扱い慣れない素材と色柄で戸惑いが多かったのですが
日本ヴォーグ社からの名誉あるオファーです、なんとか布を素敵に表現せねばと
モアレの黒無地に合わせて2対のセット・アップを製作しました。

右側の1対は製作して間もなく、渋谷の百貨店での個展でお買い上げ頂きました。
残るもう1対は今回、やっと素敵に着こなしてくれる人に出会いました!

エスニック風な雰囲気が漂いますが、上下合わせても重くならずに
良く似合っています。

物が生きてくる瞬間はとても心地良いものです。
物造りをしている者にとっては、至福の時でもあります!



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<キルトジャパンに掲載されたページ>

写真は柄物の布を大きく見せたいメーカー側の思惑で、スカートの裏(リバーシブルになっています。)
を殊更翻して着せているので、少々重い感じがして気になっていますが
実際に着用した方がより素敵になりました。


余談ですが、この号には三浦百恵さん(山口百恵さんの持つ、もう一つの才能です!)
のキルトの大作が掲載されています。

一緒の本に作品を連ねる事が出来てとても光栄でして、自慢の種であります!



      あきやま幾代・古布リメイク 衣袷ーきぬあわせー Web Site