マラソンを見続けて・・・ | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

全国都道府県対抗男子マラソンを見ていました。

年末に見た、箱根駅伝でつい最後まで見続けてしまうほどの
気持ちの高揚が蘇って来たからです。

きちんと解説を聞いていると、選手各自の経歴や過去の
勝敗や順位争いの経緯やら、興味が湧いて来ます。

そして、追いつけ追い越せの熾烈な駆け引きが行なわれ
刻一刻と順位が替わります。
暫く、目を離しているとトップが替わっていたりします。


7区間渡って襷を繋ぐのですが、その折に色々な情景が見えます。
ササット速やかに襷を渡す選手、苦しそうに襷を渡すと崩れるように
係りの人に抱え込まれる選手あり、物凄い形相で喘ぎつつ次の選手の肩をたたき
”頼むぜ!” ってエールを送る選手・・・

しかし、後方から追い上げてトップに躍り出た選手は、襷を繋いだ選手が
どんどん抜かれてしまうと、一体どんな気持ちになるのでしょう・・・

スポーツマン・シップにのっとると、そんな心配は無用なのでしょう。

しかし、色々なドラマを感じます。
沿道で応援する人にも、ドラマを感じます。
今回は葬儀場から出て来たと思しき黒服礼装の人々が応援していました。
一緒になって、歩道を一心不乱に走る少年を必ずと言って良いほど、目にします。


長いテレビ中継をただ見ているのは選手に対して申し訳ないような気がして
鋏みを取り出して、スルメイカと昆布を細く細く切りました。

亡き母から子供の頃、手伝って覚えた「人参の松前漬け」を作ります。
切ったイカと昆布を酒とみりんと醤油に漬けてふやかした後、人参を
加えて和え、暫くすると味が馴染んで美味しくなります。

本来の松前漬けは数の子が入り、人参等加えないのですが
その昔、母が6人の子供を育てるのに量が増えて良いし
苦手な人参を子供達に食べさせられると
婦人会で教わって来た、我が家の常備菜でした。

ちなみに我が家の子供達もコレが好きだと成人してから言いました!


    <切った、イカと昆布>
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<酒・みりん・醤油(イカと昆布の塩分が強いので控え目に)>
(ちなみに、横より縦にカットした方が美味しいと言われますが、
その違いは良く分かりません・・・)

一度に沢山作ろうとすると、手に鋏のマメが出来てしまうのでご注意を!

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<水分を吸って、柔らかくなりぬめりが出て来ます。>

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<人参は歯ざわりが良くて、多目にしたのが好みです。
しんなりしたら食べ頃です。 保存も利いて便利な一品です。>

彩りも良く、栄養価も高い常備菜として友達にも好まれています。

マラソン中継から、また話が発展していってしまいました・・・