2006年 Paris 再び | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記

2006年 1月末から2週間 再びパリへ単独で向かいました。

丁度、今日のようにみぞれ交じりの天候で底冷えのするパリでした。
そして、気持ちも連動するかのようにどんよりと重苦しい毎日でして
その頃を思い出すと同時に海外旅行の順番がこの時期のパリとなったのです・・・

これまで、親しい友と野次喜多道中さながらの愉快な旅のレポートを
続けて来たのですが、
この時は一転して”仕事モード”自作品の紹介販路を求めるという題目があったのですから
真剣でした。
しかし・・・現実は厳しく余りに厚い壁が立ちはだかっていました。


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この旅はパリの友達が”衣袷ーきぬあわせー” 作品の販路を探る為に
アプローチしててくれたもので、2004年に四半世紀ぶりに出掛けた時に
ステイさせて貰ったアパルトマンに再び滞在し、友達の案内で
行動を共にした日数も多かったので、少々の気持ちのズレや思い違いやら
言葉の表現力の不足などで心労が重なりました。

友達から紹介されたショップを電話でアポイントを散り付けて作品を見て貰ったり
日本人の友達から紹介されたギャラリーを訪ねて行ったり
日本で検索して行ったギャラリーへも出向きました。

しかし、現実味が薄く手ごたえは簡単には得られません・・・
かなり積極的に興味を示してくれたショップに期待をしたのですが
色々な用件が入り混じって(行き違って)結局取引には至りませんでした。

一軒だけはオーナーが大層気に入ってくれ、直ぐに作品を
ショップに置いてくれ、話題性の高いセレクト・ショップで
期待をしていましたが、アプローチされなかったのか
着用の仕方が分からなかったのか、手ごたえがありませんでした。 
(1点はハンガーに吊るしてありますが、他は四角く畳んだまま・・・)

それでも、マレ地区のスタイリッシュな地域にあるショップ・オーナーの目で
選ばれただけ、ヨシとしたのです。 
下の画像をご覧下さい。(6年前のものです。)


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それでも単独でパリを練り歩いてカメラに収めた画像を
この後暫くご紹介しましょう。

それにしても、どれもこれもとても寒々しいパリの街並です・・・





しかし、アルバムを見るとそんな毎日でも市場で買い物をして
バゲット・ハム・オリーブを買ってサンドイッチにして食べたり
パリに住んでいた頃には無かった、パニーニなるホットサンドと
タルトを買って公園で食べたりして、結構食いしん坊の欲望は
満たしていたようです。

先回行かなかった、ギュスターブ・モローの美術館へも行って来ました。