箱根で大工仕事 | よくいうかいえ ( Cahier)

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古布リメイク作家のつれづれ日記


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気温が低い箱根では、紫陽花が真っ盛りだった。

一月以上開花時期が遅れていたせいで、あちこちで見事で多種に渡る

花を愉しむ事が出来た。

20数年に及ぶ友達の別荘への滞在は10回くらいになっているが

紫陽花を愛でた記憶は残っていないので、とても新鮮に感じたのである。

以前は花を意識して観賞していなかったともいえる。

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さて、何をしているかというと、「大工仕事」である。

私の自宅のベッドを少し高くする為に”下駄を履かせる”為の木をカットしているのだ。

暇で特にすることもない2日間の内にという事で、前に友から預かっていた木片を持参する。

電動ノコギリを用いて別荘のテラスの隙間を利用してノコギリの刃を引く友・・・

かなり堅い木で少しずつ強く押し当てながら無事2枚カット。

両端を足で押さえておかないと動いてしまい、刃が真っ直ぐに進まない。

1枚目はノコギリを引いてカットしたが、2枚目は刃を反対に向けて引いたラインに沿って

手前に進めたところ、綺麗にカットできた!

こんな作業も、二人で知恵を合わせたからの出来栄えであろう。  満足!


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さて、我が家へ持ち帰って早速ベッドの脚へあてがうと白木の色もマッチして良い具合。

少し大き目だが地震でずれて傾く心配が無くて安心。


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なぜ、ベッドを高くしたかったかというと、小さな家での暮らしに厳選して持ち運んだ物を

収納方法をも検討を重ねて来た「住み替え計画」だったが、

この掃除機は実際には使用する機会が余り無いので場所取りな存在だった。

しかし、この小さな家での暮らしには想定していない事態が生じるのは必至であり

東向きの三角形にすぼまったスペースにベッドを設置したら

テラスに布団干しをするまでも無く、充分な日光が布団に降り注がれる事が分かった。

しかし、その後の湿気と高温で発生し易くなるダニ(嫌ですねぇ・・・)駆除の為にも

日光消毒後の掃除機によるホコリの吸引が必要となる。

そこで取り出した掃除機をどこにおいて置くか? 暫くは隅っこに立て掛けて置いたが

それでは、見た目が良くない。 

狭いスペースだからこそ、整然として暮らしたいと考えるのが”美-ishiki”であるから。

そこで、考えたのが、ベッドの下の空きスペースの活用である。

約2センチ高くしたお陰で掃除機が納まって、度々使用するにはもってこいとなった!


ついでにベッド下に溜まりやすい埃もついでに掃除が出来る事にも気がついて

非常にイイ気分である。 (通常はベッド・カバーを掛けているので全て隠れてしまう。)


こうした、細かい自分の拘りや希望に付き合ってくれる友にいつも感謝している。

そして、そういう行動に興味を示してくれ、

更にその事に共感し、自らの暮らしにも繋げて行ってくれる事が嬉しいのである・・・


2日間の箱根滞在でこれほどの事に想いを寄せ、行動し、考えを交わした事は

実に素敵である!