こんばんは。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセラピストのkinukoです。

 

 

クラニオバイオは、身体の声を聴くスキルを高めることができる施術(ボディワーク)です。

 

 

なので、しばらくこれからは、

 

「身体の声」を聴くことはなぜ大事なのか

 

をテーマに記事を書いていきたいと思います。

 

 

さて、

 

「身体の声を聴きなさい」

 

とは健康業界、心理業界、ソマティック業界、はたまたスピリチュアル業界(?)など、さまざまなところで言われています。

(関連書籍も出てますよね)

 

 

でも、それがなぜ大事か、深く考えたことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

身体の声とは、ざっくりいうと「身体を感じること」。

 

 

神経でいうと、感じる感覚には3種類あり、

 

① 外受容感覚…身体の外側の情報をとりこむ感覚。いわゆる五感。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、皮膚感覚。

 

② 内受容感覚…身体の内側の情報をとりこむ感覚。内臓感覚など。

 

③ 固有受容感覚…身体の姿勢や力の入れ具合を感じる感覚。

 

 

この中で、

身体の声は②の「内受容感覚」に当たります。

 

お腹がごろごろいう感じや、手足がぽかぽかしたり冷えていたりする感じ、

 

身体の内側を感じる感覚です。

 

 

 

 

では、なぜ内受容感覚が大切なのでしょうか?

 

 

例をあげてみましょう。

 

激辛カレーが目の前にあったとします。

 

 

食べる前に、このカレーが美味しそうかどうかを見極めるかは、外受容感覚の仕事です。

 

視覚、嗅覚などで、「辛そう」とか「いいにおい」と情報を集めます。

 

そして口に入れて、味覚で、「うまみがある」「ぴりぴりする」と感じたりもします。

 

 

 

そのあと、そのカレーが自分の身体にとってよかったかどうかを判断するのが、内受容感覚=身体の声です。

 

見た目や匂いで激辛カレーを食べたけれど、

 

「胃が痛い!ちょっと刺激が強いな〜」などと教えてくれるのが身体の声=内受容感覚です。

 

 

 

つまり、内受容感覚は、外の環境や周囲の人や食べ物などが、自分の身体にとって、「良いかどうか」を判断してくれるのです。

 

 

 

「このカフェはネットで評価が高いし、インテリアは素敵な感じだけど、お店に入ってみたら、何となくいごこちが悪い」

とかいうのを教えてくれるわけです。

 

 

 

正確には、外受容感覚/内受容感覚などすべての感覚を統合して身体が「快/不快」を判断しているので、もちろん五感も大切なのですが。

 

 

 

ただ、特徴としては、内受容感覚は「感情」と関係しています。

 

現代医学では、内受容感覚が低下していると、疲れや痛みに気づかず「心身症」になりやすいとされており、

 

東洋医学では、内臓感覚と感情がつながっている、と昔から教えられています。

 

 

私たちが健やかで幸せであるためには、

 

自分が何を食べたら喜ぶか、誰といたら楽しいか、どんな仕事だと充実するか

 

という自分の「感覚」を知る必要があります。

 

 

 

「価値観」ではなく、「感覚」です。

 

 

 

価値観は、思考や社会の慣習によってつくられますが、

 

感覚は、アタマでつくった偽りの喜びにはだまされないからです。

 

 

なので、身体の声を聴く=内受容感覚を発達させることはとても大切なのです。

 

(内受容感覚が過敏になりすぎるとそれはそれでデメリットがあるので、別のアプローチが必要ですが。別の記事で書きます)

 

 

 

 

というわけで、今回は、

 

・身体の声=内受容感覚

 

・内受容感覚は「感情」と関係し、世間の評価や社会的な価値観にまどわされない、自分の人生の(快/不快)の尺度になる

 

ということをお伝えしました。

 

 

 

私が行っている施術(ボディワーク)のクラニオセイクラル・バイオダイナミクスは、内受容感覚を高めます。

 

 

自分自身の思考につい振り回されて、肚から納得のいく決断ができない、

 

自分の本当の気持ちがわからない、という方は、

 

クラニオバイオをぜひ一度受けにいらしてください。

 

 

 

ではでは涼しい夜になりますように。

 

(おわり)

 

 

 

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッションの無料モニターを募集中です(東京都内など)。

 

詳細・お申し込みは、下記からお願いします。

 

●公式HP