司馬遼太郎記念館を訪れました! | Kinちゃんのつれづれ日記in和歌山市

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和歌山市政の現状、議会活動などをわかりやすく紹介したいと思っています。趣味のバンド(Sun oz band)活動なども紹介します。

和歌山市出身の作家有吉佐和子氏を顕彰するため東京・杉並区にある自宅を移転、移築し、それをもって和歌山市の文化風土を高めようとしていますアップ

2019年3月20日、2月定例議会で有吉邸復元工事設計委託料939万円弱と移築場所として候補に挙げた市駅近くの旧原付自転車駐輪場解体費を合わせて1815万円の予算がつきました。

しかし、元々予定された移築場所の本町公園から突然変更されたこと、後付けの意義について喧々諤々の議論が交わされましたえっ

作家・有吉佐和子氏を顕彰することは大いに良いとして、その事によって和歌山市の文化風土を高めようとしているのか、賑わいのための観光施設と考えているのか、有吉文学から何を汲み取っているのか、市長、当局には方針が備わっているようには思えないし、自分の理解もどこか漠としているため、教えを乞うつもりで司馬遼太郎記念館を訪れました!!

近鉄奈良線の八戸ノ里駅を降り、駅員に道を尋ねると、記念館への略図を手渡してくれたので「さすが人気を誇る作家だなぁ」と思いながら歩いていくと、歩道の所々に画像のような道しるべが設けられています走る人

道に迷うことなく約10分ほど歩くと司馬さんの自宅があり、ボランティアの案内で庭から外観を撮影カメラ

司馬遼太郎氏がくつろいでいた書斎が生前のまま保存されていますメモ

記念館副館長のお出迎え、庭と隣に建つ記念館を案内して頂きましたニコニコ

司馬氏は自然のたたずまいを好んだそうで、雑木林のような庭内です霧

記念館建設に当たり寄付された方々の氏名碑ひらめき電球

記念館のメイン展示・・司馬遼太郎の蔵書、資料6万点

司馬遼太郎記念財団理事長上村洋行氏、副館長上村元子氏からお話を聴きました音譜

平成8年2月に逝かれた司馬遼太郎氏の功績をどのように継承していくのか、記念館の目的は司馬遼太郎氏の蔵書6万冊、執筆資料の散逸を防ぐためだったことなど、今に至るまでの苦労や記念館の運営のために取り組んでいる問題などを聴き、話にのめり込んでいきます時計

本離れ、読書人口の減少に拍車が掛かっていることについて、行政がどの様に関与して読書文化を継承していくのかを行政の課題として取り組んで欲しい。司馬文学を顕彰して後世につたえていくこと、がすなわち文化の発信だと考えているので、そのために励んでいるとメラメラ

「費用を掛けて書斎の再現などをしても、何の価値もないですよ」という館長の言葉が頭の中に残っていますベル

 

                                            和歌山市議会議員 北野 均