秋田県東成瀬小学校を視察した翌日、由利本荘市にある鳥海山木のおもちゃ美術館を訪問
この美術館は、国登録有形文化財で廃校となった鮎川小学校の校舎を改造利用した建物に、地元産の木で出来たおもちゃを、手で触れることが出来るように展示しているのが特徴です
東京おもちゃ美術館の監修で教室や体育館が改造されたというだけあって、非常に洒落た館内や展示の仕方で、年間15万人が来場するとか
廃品を利用した秋田犬 タイの操り人形 目が惹き付けられます
由利高原鉄道・鳥海山ろく線の矢島駅から出発
矢島駅売店の名物おばあちゃんが見送ってくれ、由利高原鉄道の社長が車内までご挨拶に来られました
18年前に導入された木で設えた車両はおもちゃ列車と呼ばれています
鮎川駅を出ると自転車置き場を改造した子供用の待合室があります
ここで木のおもちゃ美術館へのシャトルバスに乗ります
親切なバスの運転手さんが写してくれました
置物程度のおもちゃだろうと高を括っていたら、なかなかどうして面白いものばかり
館内の展示の様子などを由利本荘市の総括担当者が付きっ切りで説明してくれます
遠足で来ている子ども達が歓声をあげて遊び、大勢の大人が見入っていました
教室ごとに工夫された展示や実習室はどこも満杯です
木のおもちゃの面白さに見入る余り時間オーバー教室を改造したカフェで説明役と休憩をとりました
廃校となった旧鮎川小学校を再度活かしたい地元産品の木材を活かしたい
人口減対策をしたい
ということで取り組まれた木のおもちゃ美術館
開設に至るまで、由利本荘市行政、議会での検討、文科省と難航した交渉、先進する東京のおもちゃ美術館への協力依頼など、相当苦労したとのお話を聞きました
なるほど、旧い校舎を今風の感覚にあった、それでいて洗練された再生が非常に印象的でした
カフェの壁面には多種の木を組み合わせて表現した鳥海山の風景寄木が掲げられています
牧歌的な雰囲気の鮎川駅から羽後本庄駅に戻ります
秋の気配が美しい由利高原鉄道の風景です
和歌山市議会議員 北野 均