Waku wakuクラブで今が見ごろの紅葉を楽しもうと、比叡山延暦寺の里坊の町「坂本」を歩きました
穴太積みと言われる石垣を組む石工集団の集落でもあった、とのこと
そういえば町の至る処で石積を目にします
大津市坂本中にある大将軍神社横から出発
あいにく曇天で、時々日が射す中、大宮川沿いを歩きます
いつの頃か力を持った延暦寺の勢力が、台頭する信長の施政に同調する筈もなく、武力対決の勃発により、敵対側の勢力となった延暦寺を織田信長が焼き討ちした後、明智光秀が坂本城を築いた当時の交通の要衝であった「坂本」
織田信長が勢力を増し、天下統一を目前にしていた時、家来の武将・明智光秀が信長に対して挙兵した本能寺の変
織田信長の臣下豊臣秀吉に討ち取られた明智光秀、近江の中枢に築城した坂本城は焼失しました
三日天下と言われた数奇な運命を辿った明智光秀の菩提を弔う寺が西教寺です
往時の政治権力をめぐる人間模様にしばし思いを馳せると、今の世の中とそう変わるものではないなぁと・・
鮮やかな紅葉が長い参詣道を彩り、美しい中に儚い昔日が偲ばれます
５５歳で人生を閉じた明智光秀公が詠んだ辞世の句が掲げられています
墓標の前の菩提樹が明智光秀公の生涯を見ていたのかと、ふと思ってしまわせます
西教寺本堂を参観しました
美しい紅葉が、人の儚い生き様にせめてもの拍手を送ってくれている様な感じがします
目線を上げると近くに琵琶湖が見えます
西教寺を出たら、現在は大宮川緑地といわれる公園です
今のところお天気は晴れ、弁当にはうってつけで、すわりやすい場所に腰を下ろします
和歌山市議会議員 北野 均