平成２９年度予算、事業が上程された２月議会の真っ只中です
一般会計（福祉、建設、教育など広く市役所が行う事業予算）、特別、水道会計合わせて３，０００億円余りの予算や各々の事業が審議の俎上に乗っているこの議会は、市長をトップに当局の提案する議案や国で審議されている案件の動向や政策と、その是非を検討する議会にとって真剣勝負の場ですが、約１ヶ月の会期の半分が過ぎた今、少しオーバーヒート気味ではあります
こういう時は頭や精神を静めるために閑話休題が良いかなと、議会前の熊野古道ウオークを振り返ってみます
２月下旬、熊野古道ウオークに挑戦したWakuwakuサークルに同道させてもらいました
本日のウオークは滝尻王子から高原熊野神社までの約４kmというものですが、急峻な山道だという事なので、まずは準備体操で身体をほぐします
富田川が眼下に流れる滝尻王子（滝尻王子宮十郷神社）で、歴史に詳しい語り部さんから説明を受けます
阿弥陀信仰が盛んになった平安時代後期に、聖地とされた熊野に白川上皇が参詣されたことが始まりとされる熊野詣は、蟻の熊野詣でと言われたように、現在の伊勢詣でよりもメジャーだったとのこと
滝尻王子宮の裏から始まったウオークは、大きな岩の間を縫うような山道です
しばらく行くと、胎内くぐりと名付けられた大岩や乳岩があり、語り部さんが説明していた自然崇拝の地であったという事が何となく体感できた様な気がします
熊野詣が始まった時代には無かったと言われる不寝王子、ちょっと手前の乳岩の由来や胎内くぐりなど、伝承される話を聞くと、にわかに歴史に興が惹かれます
ウオークの終点、高原熊野神社への参詣道では蝋梅が満開です
近くの高原霧の里休憩所で昼食タイム、コンビニで買ったおにぎりは大層うまいものでした
本来のコースは、滝尻王子から近露王子までの１３㎞との事です
ウオーク時間が７時間半のアップダウンが激しい行程とか、挑戦してみたいと思います
和歌山市議会議員 北野 均