10月2日三葛、紀三井寺、布引、毛見、内原地区からなる名草消防分団が3回目の名草山登山訓練を実施しました
初めての参加でしたが、名草山は標高228.7m、子供のころはソリ滑りや木登り、竹取りなど山で遊んだ記憶から、「まぁ大したことはないわ」と高を括って何らの準備もせずに内原神社に集合
さぁ一丁行くかぇ・・
よう知ってる(つもりの)名草山、景色のええ処で万葉集から一遍でも拝借してブログをまとめてみようかなぞと皮算用
内原神社からは二本の登山道があり、新しく整備した津波避難路とは別の、昔からの道を進みます少し行くと、かなり急峻な獣道
ものの30分もしない内に息が切れるわ、汗が噴き出すわ・・えらい思惑と違うやないか、きついきつい「ちょっと休もら
」
悲鳴を上げながら景色が開けているところまでたどり着き、また休憩
「名草山 言にしありけり わが恋ふる 千重の一重 慰めなくに」万葉集・詠み人知らずの一遍・・慰(ナグサ)めにもならない名草山・・意味は少し違いますが、名草山登山がこんなにしんどいものだとは、思ってもみないことでした
そうこうしている内に紀三井寺班から「頂上到着」と無線連絡
思うように動かない足とぜぇぜぇしている息に焦りが覆いかぶさってきます
最後の力を振り絞って頂上目指したので途中の険しい道の様子を撮り忘れ
それでも見渡す景色は美しく、万葉の時代には紀ノ川が蛇行して出来た片男波や高津子山が広がっています
ここからの眺めは、玉津島 見れども飽かず いかにして 包み持ち行かむ 見ぬ人のため・・万葉集・藤原卿 ということになるのでしょう
息を整え終わったら下山です
紀三井寺へ抜ける比較的緩やかな道を5班が隊列をなして歩きます
観音さんが見えて来たら「あぁ娑婆に戻ってきたなぁ」という感じがします
とぼとぼと参道を歩いて「はやし」まで
「水飲みたい、ビール呑みたい」ということで汗だくのまま昼食を摂って、往復2時間の名草山登山訓練は無事終了でした
名草山といえど舐めて掛かったらあきません・・せめて水の用意程度は絶対必要です
和歌山市議会議員 北野 均