６月１４日から始まった定例議会では１６人の議員が質問し、７月１日終了しました
２月議会での質問に引き続きこの議会でも質問の機会を得ましたが、質問の構成や各種資料から必要事項を抽出したり、日々の出来事、ニュースを織り込む作業などで１０日間ほど閉じこもり状態でした
議場での発言が終わると一気に緊縛が取れたのか、どっと疲れが噴出してきます
恒例のように６月議会の冒頭、新議長、副議長が決まりました
議場内での一切の采配は議長が取り仕切ります
質問の際は、議長に発言の許可を求めるのですが、代役を務める副議長に敬意を表しました
今回の質問では、和歌山市行政の運営の仕方について市長に質しました
市街地再開発４６億８７０００万円、市駅前再開発６６億５７００万円、中央卸売市場９７億６０００万円、事業費未定の市民会館新設、県立医大薬学部の新設、雄湊小学校跡地への看護大学立地など、大型事業の財源をどう調達するのか、との問いに、国の地方創生新型交付金や国の経済対策をお願いするという答え
国では地方向け国費の財政出動は緊縮する方向なのに、上手く運ぶのか注視が必要です
知り合いが傍聴に来てくれ、熱心に聴いてくれました
伏虎中学跡地への県立医大薬学部、市民会館の新設や看護大学の立地場所に雄湊小学校跡地を活用する件について、満足な説明がなされていないことを市長、行政はどう考えているのかと質問、今後は節目節目に説明するとの答弁
この問題について、行政運営の仕方、事業の進め方を明らかにするため「伏虎中学跡地活用に関する」特別委員会が設置されたところです
和歌山市に教育施設が立地するのは大いに喜ばしいことだが、その経緯や事業の進め方を明らかにしないと、何か裏事情があるのではないかといった疑念が生じる
和歌山市にとって前向きに取り組める案件なら気持ちよく議論したいのですが、現実はなかなか思うようにはいかないところが難しいものです
しかし、どんな状況下であっても、地方自治法の理念である二元代表制の趣旨を忘れてもらっては困ると指摘しました
目白押しの大型事業への取り組みには、事業の優先順位を考えるべきで、１００億円規模の中央卸売市場再整備事業は順延してはどうかと提言したところ、関係者と協議を進めているが順延するかどうかは本年度中に結論を出すとのこと
２時間弱の議論でしたが、熱心に聴いてくれる傍聴人がいると、質問は勿論のこと、答弁にも熱が入ってきます
こうして議会は終わりましたが、この後、議会報への投稿が待っています
１2．０００字を超える質問原稿ですが、紙面の制限で２６０字にまとめよとのこと
質問者の意向などは省き、趣旨の提示だけとなる、無味乾燥した面白くないものにならざるを得ないのが心残りです
和歌山市議会議員 北野 均