私は某メーカーで営業職を務めるサラリーマンです。

私は50歳でそれまでの預金から頭金をだし、ローンを組んで自宅を購入しました。ちょうどこの時、定年まで残り10年となったことから、今後の収入がどのくらい望めるのかが気になりました。また時を同じくして、年金定期便が届き、自分と妻の年金の具体的な見込み金額を知りました。

これらのことをきっかけに、私は自分の家計が今どのような状態にあるのか、余裕があるのか、節約しないといけないのか、ひいては定年後や老後の生活費は間に合うのか・・・などが気になり、自分の実際の「家計試算」に取り組んでみたのです。

 

家計試算のポイントはつぎの3つ。A:毎月あるいは1年間で、いくらお金を使うのか。B:定年までにいくらお金を貯められるのか。C:65歳からいくら年金がもらえるのか。そして、A、B、Cそれぞれにちょっとしたコツがあります。

難しいものではありません。私はずぼらなほうです。面倒なことも嫌いです。そんな私でもできる要領の良いやり方を紹介します。私は自ら実践してみた家計試算によって、「今のままならこうなっていくだろう」との100歳までの見通しを知ることができました。

 

もちろん、人生何が起こるかわかりません。この通りに行くわけはないでしょう。しかし、この家計試算が一度できていれば、その時々で調整して行けば良いのです。一般的平均的な解説を読んで、「まあ、なんとかなるか」と思っているよりは、少しは良いのではないかと思います。

 この辺りのこと、そしてそのちょっとしたコツ、具体的な計算シートを含めた家計試算のやり方について、定年を前にした皆さんにお見せしたいと思います。