人生100年時代になったと言われています。自分が100歳まで生きるとして、年金と貯えで生活費はこのままで足りるのでしょうか?その見通しがたっている人は少ないでしょう。

その手の本を見ると、平均寿命は83歳、夫婦二人の生活費の平均が月額27万円、退職金の平均金額は2,000万円、定年時には貯蓄が3,000万円・・・と、一般的平均的なことが書いてありまあす。しかし、私にとってこれらの記述は今ひとつピンときません。家計の問題は個々人の問題であって、「一般的にはこうです」と言われても納得し難いものがあります。

 

そこで、「これはもう自分で計算するしかないのだ」と腹をくくって、自分で自分の家計試算に取り組んでみたところ、わかったことがあります。

家計試算のポイントは簡単に言うと次の3つです。

A:毎月あるいは1年間で、いくらお金を使うのか。

B:定年までにいくらお金を貯められるのか。

C:65歳からいくら年金がもらえるのか。

当り前と言えば当り前のことだと思います。といっても実は、A、B、Cそれぞれにちょっとしたコツがあるようです。家計試算を自分でやってみた私だからこそわかったこともあるように思います。それらを、主として定年を前にした50歳以上のサラリーマンの皆さんにお伝えしたいと思います。