このお料理ごっこも、1970年前後から販売しているロングランの人気商品ですが、やはりカツラ材の入手困難から10年以上前から廃盤になっています。
30年前後制作から経過した未使用品を、お米から作られた蝋ワックスで念入りに磨き仕上げをして出品しました。
お料理ごっこでここまで程度の良い品はとても珍しいです。
北海道産のカツラ材を無垢でたっぷりと使い、丁寧に仕上げています。
ご存知のように、今は「ウッドショック」と呼ばれる、様々な要因による木材の高騰に加えて、それ以上に木工職人不足からくる手間賃の値上がりで、国産の木で国内で作られた木のおもちゃ、という当たり前のような商品を作ることが困難な時代になってしまいました。。
木のおもちゃはたくさん売られていますが、実はそのほとんどが中国や東南アジアなどの海外産なんです。
検品は日本でやっているから日本製?というような紛らわしい商品もあるくらいです。
ヨーロッパの木のおもちゃ(ネフ社など)は高価でも人気がありますが、そもそもヨーロッパは痩せた森がほとんどなイメージで、日本の木材の方がよほど優れていると思います。
向こうのおもちゃにカラフルな彩色のものが多いのも、木の質がイマイチだから、とも言えます。
どこから見ても美しい、このようなおもちゃはほとんどありません。
弊社の商品がほとんど無彩色なのは、できるだけ空想の余地を大きくしたいということが主な理由ですが、高品質で美しい国産の木材を使っているからでもあるんです。
30年の年月のエイジングで、美しい木目がさらに際立ってきています。
良いもの、は子どもにもなんとなくわかるものです。
まだ小さな子どもなのにうちの木のおもちゃが大好き、という子が大勢います。
福岡県に住んでいる、この写真の女の子も、うちの木のおもちゃが大好きなんです。
もう小学生になっていますが、まだまだ遊んでくれているようです。
今、同じものを作ったら倍くらいの価格帯になりそうなこのお料理ごっこ。
30年くらいの経年美化も加わってのこの価格は正直お値打ちです。
こちらのページでお求めになれます。
おかげさまで売約済みになりました。