カセットテープがワカメ -38ページ目

カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。


 ワタシの1st ソロアルバム『ひつじの丘』をお持ちの方はブックレットを引っ張り出して裏側を見てみてください。 この写真は同じ場所で10年ぶりに撮ったものです。 『ひつじの丘』の時、季節は秋、今回は初夏なので全然感じが違います。
ここは札幌の実家から少し離れたところにあるタテヨコ100m四方くらいの小さな公園。 高校生の時に通学路だったので毎日通った場所です。 札幌市内にはわりと有名な『羊ケ丘展望台』っていうところがありまして、アルバムのタイトルはそれをモチーフにしている部分もあるんです。 ただし『羊ケ丘』にしないで『ひつじの丘』にしたのは、この写真の公演に寄せる想いもあったからなんです。 遊具少な目で、ただなんとなく草の茂っている斜面があるだけの公演。斜面が西から東に向かって下っているので、晴れてる日には夕陽がイイ感じで丘の上に沈んだりしました。 今回帰省して10年ぶりくらいに訪れてみたけど、ほとんど景色が変わってなくて、なんだかうれしかったニャー。 

札幌の実家に帰省中。例年と違って何も音楽系イベントがないので、家の中をいろいろ掘り起こして整理してます。
そうしたら発見しました。なつかしいレコード!小学生の時によく聞いてた「教育出版の音楽鑑賞レコード」。当時の音楽の教科書に準拠しているレコードで、1年生〜6年生向けのLP12枚組です。
チャレンジャーの原曲「軍隊行進曲」や忍者ハットリくんの原曲「アルルの女」が収録されてるヤツです。このレコードを聞いてたことが、のちのアレンジのアイデアに繋がったワケです。盤面は傷んでて、おそらくもう音は聞けないと思うけど、なんだかジーンときています。
1971 トワ・エ・モア - 虹と雪のバラード

~~~シリーズものです。最初から読む~~~
 『 虹と雪のバラード』 / トワ・エ・モア (1971) 作詞:河邨文一郎 作曲;村井邦彦
キノコさん9歳(小3)の時、よくラジオから流れてきた曲でした。翌年(1972)に開催された札幌オリンピックのテーマソングですね。当時はあまりこの曲の良さがわからなくて全然感動した記憶がないんですが、今になって聞き返してみるとメチャメチャいい曲ですね。今、めそめそ泣きながらこれを書いています。あはは。
 この曲は「平穏なAメロ」(16小節)⇒『劇的なBメロ』(16小節) というわかりやすい構成で成り立っています。『緩急』って本当に大事ですよね。ホント、勉強になります。奇をてらわない王道な作風。人に感動を与える作品ってこういうの多いですよね。

[Aメロ]
にじ |Eb のー ちへ |Bb いをー あ |Cm ゆーみーでー |Gm てー かげ
Ab たーちがちか|Gm づー Cm く てを|Fm とーり F7/A あーあっ|Bb7 てー まち
Eb がー でき |Bb るー うつ |Cm くーしいまち |Gm がー あふ
Ab れーるはたさけ|Gm びー Cm そし |Fm てー Bb7 うー |Eb た ぼ Db く C7 ら

[Bメロ]
Fm はーよぶー |Bb7 あふれる |Eb ゆーめにー |Cm7 あのほし 
Fm たーちのー |G7 あいだ |Cm にー |C ね Db む C7 -
Fm てーいるー |Bb7 きたの |Eb そーらにー |Cm7 きみのな
Fm をーよぶーオ |Bb7 リンピック |Eb とー
 
 難しいコードはひとつもないです。なのに劇的になるポイントは「仲間はずれコード」のうまい使い方ですね。 この曲はキーがEbなので仲間のコードは3コードであるAbBb。 それと代理コードであるCmFmGm
上記のコード進行の大半はこれらの「仲間コード」で成り立っています。 で、仲間コードの部分は曲調は「平穏」な感じなんですね。
 一方「仲間はずれ」コードはどこにあるか、というと
[Aメロ]最後の  Db く C7 ら  …の所と
[Bメロ]2段目の  |G7 あいだ |Cm にー |C ね Db む C7 -
の2か所ですね。 この Db、C7 と G7 が実にイイ仕事をしています。 泣けますね。素直に泣けます。ハイボールおかわりしたくなっちゃいます。
発表されてもうまもなく50年経過、という作品ですが今聞いても全く色褪せませんね。村井さん、ホントにすばらしい曲をありがとうございます。
~~~その⑱へ続く~~~
[PCE]ビクトリーラン(victory run)BGM集

 「ビクトリーラン」1987年の暮れ(12月28日)にハドソンから発売されたPCエンジン用のゲームです。ワタシが作曲を担当した中ではPCエンジンとして2作目になります。
このブログを始めてから、そろそろ15年経つんですがナゼか今まで《ビクトリーラン》についてはほとんど書いてなかったような気がします。そんな事もあり、自分がボケちゃう前に作曲当時の記憶をたどって書き留めてみたいと思います。
このタイトルに関して、よく覚えてるのは「NGがたくさん出て、なかなかOKにならなかった。何度も書き直しをした」ということですね。キノコさんのあいまいな記憶の中で「NGが多かったタイトル・ワースト2」を挙げると
●第1位: 「スターソルジャー」
●第2位; 「ビクトリーラン」
ですね。
で、この2タイトルには共通点がありまして。 それは「メイン・プログラマーの方がBGMのOK、NGを判定していた」ということです。
上記2タイトル以外はメイン・プログラマーがどなたであっても、だいたい「音楽監督」的立場である笹川さんという方に曲を提出して、判定をいただいていたような気がするんです。
「スターソルジャー」は野沢さん。「ビクトリーラン」は菊田さんという方がメイン・プログラマーだったんですが、ゲームBGMにとても強いこだわりをお持ちで、ずいぶんとNGが出たことを覚えています。
残念ながらそれらのNGテイクは、もうどこにも記録が残ってないんですが、「ビクトリーラン」に収録されたBGM全5曲は、それぞれ少なくとも3回以上書き直しをしたような気がします。
なお勘違いしてほしくないんですが、今日の記事はNGがたくさん出たことに対する愚痴ではありません。むしろ勉強になったニャーと思うんです。「自分の好きな曲」を「クライアントの希望する曲」に少しずつ寄せていく作業。正直に告白すると「自分としては不本意」な曲が最終的に採用になる場合もあります。当時25歳のキノコさん。まだ若かったのでそういう当たり前の「プロ意識」が欠けていたんでしょうね。 「これで本当にいいのか?」と自問自答することもありました。
 そんなワケで思い出深い「ビクトリーラン」。アルバム『Stack Cats』に収録したのは「タイトル」~「ステージBGM3」のメドレーですね。33年前の苦労は忘れて、ユカイに演奏しました。お楽しみいただければ幸いです。
キノコ国本のギャフンといってみよう 第41回

 志村けんさん追悼「PCエンジン・カトちゃんケンちゃんDTMだヨ!全員集合!」を配信します。
5月30日(土) 17時頃~
 今回のコンペにはキノコさんの予想を上回る24もの作品が寄せられました。力作あり、ユーモアあり、驚くようなアイディアあり。
すべての作品が募集要項をクリアしましたので、配信の中で全曲フルで流させていただきます。ボリュームたっぷりなので2部制に分けて、途中休憩入れながら配信しますね。
 内訳についてご紹介すると、全24作品のうち、半分の12作品が「面識があったりメールでつながってる」方のもの、そして残り半分の12作品は「面識のない」方から送られてきた作品でした。
旧交を温めるのも大切だし、一方「内輪ノリ」だけじゃなく新しい方にもどんどん入ってきていただきたかったので、この数字(割合)はとてもうれしいです。
 選曲の人気度も気になったので調べてみました。「カトちゃんケンちゃん」ゲーム内BGMは短いジングルも含めて全14曲あります。
●タイトル … 5
●地上 … 5
●空 … 4
●地下 … 4
●ミス … 3
●夜 … 2
●スタッフロール … 2
●ゲームオーバー … 2
●海 … 1
●ボス … 1
●ステージクリア … 1
●エンディング … 0
●ボーナスステージ … 0
●エリアクリア … 0
合計すると30になり、全24作品より多くなりますが、これは1作品の中にメドレー的に複数の曲を使用している方がいたためです。 傾向としては最も耳にする回数が多い「タイトル」と「地上」が1位。ほとんど聞けない「エンディング」が最下位で納得の結果でした。 一方、1位でも使われたのは5作品にとどまったので全体の2割強。結構皆さんの好みがバラけて、いろんな曲が集まったのはうれしかったですね。 配信での作品発表、ぜひお楽しみにしてください。そして力作を届けてくださったアーティストの皆さんに温かいコメントをいただけるとうれしいです。
♪パタパタママ「大きなこどもの日 Vol.2」のこいのこ+オール1ブラザーズ(終了)

 東京都品川区にあるライブハウス「中延ボナペティ」が今月末をもって閉店する、と発表しました。 ワタシはとてもお世話になったお店で自分では勝手に「ホームグラウンド」って思ってましたから、今の気持ちをやきうに例えるなら「甲子園球場を失ってしまった阪神タイガース・ファン」みたいな感じです。 思い出を振り返ってみるとボナペティに初めて出演したのは、2013年「のこいのこ」さんのライブでした。 都内のライブハウスは狭い空間にオールスタンディングでぎゅうぎゅうにお客さんを詰め込んだり、パイプイスを並べてテーブルはナシ…みたいな所が多いのでボナペティの店内の「ゆったり感」「内装のオシャレさ」にはビックリした事を覚えています。 もともとプールバーだったお店を改装したらしいですね。「なるほど」と思いました。今は違いますが、数年前まで出演者たまりのテーブルは「ビリヤード台」だったんですよ。 と、いうワケでジャジャン!
   ~~~ ボナペティの「ここがすばらしい」ベスト3 ~~~
①全席着席。テーブルあり。落ち着いた内装。音量抑え目。リラックスして音楽が楽しめる快適空間。
②いつも笑顔で、いろいろ相談にのってくださる富井店長並びにスタッフの皆さん。
③主催者、お客様、両方に優しい営業システム(価格設定)。
 地方には同じような条件のステキなお店を時々見かけるんですが、都内では思い当たりませんね。 ①②は満たしててもお値段が高かったり、中には全部満たしてないお店もあるくらいです。富井店長の営業努力の賜物なんでしょうね。頭が下がる思いです。 そして…
   【自分MEMO】 ボナペティ出演履歴 (一部動画リンクあり)
(1) 2013. 5 のこいのこLIVE
(2) 2014. 3 のこいのこLIVE
(3) 2014 . 9 のこいのこLIVE
(4) 2015. 1 マイマイ+オール1DAY  Meine Meinung、オール1ブラザーズ《ゲスト》瀬間絢子(D)、竹本隼也(Key)、おにっち(Cl)
(5) 2015. 2 のこいのこLIVE
(6) 2015. 11 ゲームミュージックSalute サカモト教授、オール1ブラザーズ《ゲスト》村山大輔(D)、福田プロ(Horn)
(7) 2016. 3  けつおん! vs 山染世界
(8) 2016. 4 のこいのこLIVE
(9) 2016 5 ゲームミュージックRendezvous-2 京バンド(from名古屋)、キノコ国本剛章BAND《ゲスト》チャンボン(D.from滋賀)
(10) 2016 8 ゲームミュージックChallenger-5 タケちゃん健ちゃん、第3回レトロゲームクイズ王決定戦《MC》ファミコンキッド、岡田名人 《VJ》まめ 
(11) 2017 1 ゲームミュージックRendezvous-3  恵美須町(from大阪)、オール1ブラザーズ《ゲスト》滝澤博之(D)、荻原和音(Key)、西村菜美(Fl)
(12) 2017. 5 のこいのこLIVE
(13) 2017 9 熱血高校吹奏楽部LIVE
(14) 2018 1 ゲームミュージックSalute-2  サカモト教授、オール1ブラザーズ《ゲスト》滝澤博之(D)、荻原和音(Key)、AKIRA hagiwara(Vo)
(15) 2018 4 ゲームミュージックRendezvous-4  Melodin Holic(from九州)、キノコ国本剛章BAND《ゲスト》東光寺宗徳(D.from福岡)、月(Vo.from佐賀)
(16) 2018 6 けつおん! vs 王様
(17) 2018 7 タケちゃん健ちゃん・ワンマンLIVE  タケちゃん健ちゃん《ゲスト》滝澤博之(D)、丸山佳織(Fg)、AKIRA hagiwara(Vo) 
(18) 2018. 9 のこいのこLIVE
(19) 2019 3 ゲームミュージックSalute-3  NJBPストリングカルテット、オール1ブラザーズ《ゲスト》滝澤博之(D)、荻原和音(Key)
(20) 2019. 8 のこいのこLIVE
(21) 2019 11 タケちゃん健ちゃん結成10周年LIVE  あみちゃんけんちゃん、タケちゃん健ちゃん《ゲスト》滝澤博之(D)、AKIRA hagiwara(Vo)
(22) 2020 1 ゲームミュージックSalute-4 Meine Meinung、オール1ブラザーズ《ゲスト》滝澤博之(D)、荻原和音(Key)

全部で22回出演させていただきました。いろいろ楽しかった事を思い出します。読者の皆さんにも「あー、この時観に行ったなー」と思い出す手がかりになってくださればうれしいです。 中延ボナペティ、本当にお世話になりました。ありがとうございました。そして富井店長お疲れ様でした。お店の形はなくなってもワタシの心の中にボナペティはずっとあり続けるでしょう。
Weather Report Pinocchio

 新しいシリーズ物を始めようっと。 今までレコードCDカセットテープを通じてお世話になってきた偉大な先輩ベーシスト達を、キノコさんの勝手気ままなセレクションで紹介していく、のコーナーです。
「人物」単位の記事ではなく「曲」単位での紹介になりますので、同じプレイヤーが何回も出てくる予定です。 ってゆーかワタシ、あまり広く浅く音楽を聞いてなくて、「好きになったプレイヤーをガッツリ枚数多く聴く」タイプなんです。
お金もらって書いてるワケじゃないので、これでイイのだ。サンセイのハンタイのサンセイなーのだ。ぎゃはは。
 ちなみにキノコさんが影響を受けたベーシスト、BEST3を最初にあげておくと
1位: Jaco Pastorius
2位: 岸部一徳(修三)
3位: Chuck Rainey
 …ですね。この3人の名プレイを中心に、ほかに何人か紹介していく感じです。
というわけで第1回はジャコですね。JAZZ 界では古今東西ナンバー1の変態ベーシストでしょうね。ワタシだけが言ってるんじゃなくて、過去に同じことを言ってる多くの記事や伝説を読みました。
読者の方で「ジャコの名前は聞いたことあるけど、演奏はまだ聞いたことない」という方がいらっしゃいましたら、まずは「ダマされたと思って」この動画を聞いてみてください。
Pinocchio」という小曲。最後まで聞いても2分25秒。 それでも長い、オレは忙しいんだ、という方は最初の30秒だけでも結構です。 なんでしょうか。このベースは。一体何なんでしょうか。
どう生きて、何の音楽を聞いて育ったらこんな発想が生まれてくるのでしょうか。 これWeather Report の「Mr.Gone」というアルバムに収録されてる曲です。 1978年の作品で、Jacoが26歳の時ですね。
もう40年以上前の演奏だけど、今聞いても断然コーフンします。 Jacoの変態性が30秒で伝わる名曲。これを聞いてコーフンしたアナタ。3日以内に友達5人に教えてあげてください。あはは。
 ~~~ ②へ続く ~~~
新庄剛志ゴレンジャーサヨナラシングルヒットTsuyoshi Shinjo Game Endeing Hit

 なかなか開幕できない今年のプロ野球。ほとんどのファンや関係者がさみしい思いをし、1日も早い開幕を待ち望む中で、なんとビックリこの状況を追い風にしようかという超ポジティブ思考の男がいます。
その男の名は「新庄剛志」。キノコさんが古今東西、最も愛するプロ野球選手です。
2006年に34歳の若さで現役引退。あれから14年が経過。今48歳の新庄が本気で現役復帰を目指している、というのです。何てすばらしいことでしょう。これが普通の年で、日程が順調に消化されていたとしたら、新庄がどこかの球団に入る可能性は難しかったと思うんです。でも今年は特別な年。仮に開幕が6月下旬だとして、まだ1か月時間的猶予があります。スポーツ界に明るい話題が少ない中、新庄がどこかのチームに入団したらビッグニュースですよね。 阪神タイガース・ファンのワタシですが、新庄選手だけは特別。新庄が入団したらその球団の試合を見にいこうと思ってます。外野席、センターの後ろに陣取って「センターに打球来い。センターに打球来い!」って祈りながら。あはは。
スターソルジャー、迷宮組曲等ハドソン楽曲メドレー Hudson NES / NES BAND 20th Live 2017

 演奏: NES BAND
    なおこーん(1ch)、マツケん(2ch)、サキヤマ(3ch)、ホソタケ(4ch)
こんにちは。自称「NES BAND の応援・啓蒙・お茶くみ」担当の国本です。結成当時(2011年)から彼らのことをステージ袖楽屋飲み会で見守ってきました。リハーサル(体育会系)を見学させてもらったこともあります。サキヤマさんの自筆の楽譜も見せてもらったことあります。ライブの回数を重ねるごとに演奏技術が進歩し、機材も「NES BAND 技術班」の努力によって進歩してきました。 回数多く聞いてきたワタシにとって、ともすれば「彼らは、できて当たり前」という気持ちになってしまい、結成当初の感動が薄れてくる場合もありました。 しかし、改めてこうして彼らの演奏動画をじっくり観察してみると、やはり「人間国宝」級のことを成し遂げたニャーと感慨にひたるワケです。 そこでキノコさんから見た『NES BAND ここが人間国宝級』をまとめてみることにしました(あくまで個人の感想であり、事実と異なる場合はご容赦ください)。

 《 NES BAND ここが人間国宝級 》
過去に前例のない演奏形態を1から編み出した
  ⇒演奏の最適化を目指して、使用機材を試行錯誤し、現在の形に至る
緻密な原曲の聴き取り&再現
  ⇒音価(音符を延ばしている時間)、パートごとの音量バランス、矩形波の波形選択など、「原曲に忠実」な姿勢を一貫
③メンバー全員が自身のパートに責任を持ち、「自分で耳コピー」&《すべてを暗譜で演奏》
④演奏テンポのガイドなし、指揮者なし。各自の「脳内テンポ」とマツケんさんの呼吸(首ふり)だけで、テンポの変化がある多くの曲をメドレー演奏
⑤結成当初には再現できなかった「ビブラート」「デチューン」「スイープ」「エンベロープ変化」等のワザを技術班との切磋琢磨により次々と実現

 結成直後は「NES BAND に憧れて、真似をする『NES BANDのコピーバンド』が出てくるだろうな」と予想していましたが、今までのところ、そのようなバンドの存在は見当たりませんね。 おそらく「やろうとした」人はゼロではないんじゃないか、と思います。でも、いざトライを始めると、あまりのハードルの高さに呆然として挫折するんでしょうね。 そういう意味では結成当初からずっと「唯一無二」のバンドと言えますね。
 あと、付け加えるならばリーダーのマツケんさんは、これだけ難易度の高いNES BAND に飽き足らず、さらに高難度の「PCE BAND」や「SNES BAND」を結成。ライブを成功させています。この関係者はみんなそろって「頭おかしい」です(誉め言葉)。
彼らは「完璧な演奏」を目指して努力しています。実は「演奏が完璧になると、本物のゲームで実機が鳴ってるのと変わらなくなる」という変な悩みもあるんですね。 「うまくなれば、なるほどNES BANDの演奏じゃなく、実機が自動演奏で鳴ってる」ように聞こえる、というヘンテコな感覚。 まあ、これは「理論上」そうなる、ということで実際には人間の手弾き演奏は必ずタイミングが「ズレ」ますから、たぶん大丈夫です。たぶん…。 このハードルを彼らが乗り越えてきたら、本当にお手上げ。真の「人間国宝」になるでしょうね。
クラリネット四重奏で「忍者ハットリくん」を演奏してみた

 クラリネット多重演奏レトロゲームの音楽を多数発表されている「くらえ@んどー」さんの新作です。ファミコン「忍者ハットリくん」3和音+1ノイズPSG音源が鳴っている曲なので、理論上はクラリネット3重奏で演奏可能なんですが、3ch(三角波)の音程の跳躍が激しいので、このパートを「ベース」「それ以外」に分割して2本で吹き分ける、という作戦をとっていらっしゃるのが、この作品のミソです。それ以外にも難所はあって、2chには人間業ではちょっと無理な高速演奏部分があったりするんですが、なんとか頑張って演奏されてますね。 こういう動画を制作するには「楽譜を書く」「各パートを練習する」「各パートを録音する」「編集する」という手間がかかっていて頭が下がります。今みたいな「ステイホーム」な時期にはビデオ制作に取り組むには適してる、とも言えますよね。またユカイな作品ができたら教えてほしいです。くらえ@んどーさん、ありがとうございました♪