カセットテープがワカメ -36ページ目

カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

阪神 優勝の瞬間 1985/10/16

 キノコさんのデビュー作、FC「チャレンジャー」。発売されたのが1985年10月15日。今日は35周年記念日です。発売当時、世の中ではどんな出来事があったのかニャー。すっかり忘れちゃったニャーと思って調べてみたらなんとビックリ!
 「翌日(10月16日)に我らが阪神タイガース、セ・リーグ優勝を決めてました」!
1985年っていうのは、バース掛布岡田による伝説の『3者連続バックスクリーン・ホームラン』が飛び出した、あの年だったんです。この動画を見てると「ダブル・ラジカセ」や『四角いボタンのプッシュホン』なんかが映っていて35年前の雰囲気が伝わってきてイイ感じです。携帯電話、インターネット、電子メールがまだ存在しない時代でしたからね。 留守番電話で仕事の依頼を受け、MSXコンピュータで作曲。カセットテープに音符データをセーブして、地下鉄に乗ってハドソン社へ出向いて手渡し納品。阪神優勝のことを全然覚えてなかったのは、当時まだ阪神ファンじゃなかったからなんです。もし阪神ファンだったらチャレンジャーBGMのどこかに隠し味的に「六甲おろし」のフレーズを混ぜてたかもしれませんね。あはは。

さよならの言葉 / 小野香代子

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『さよならの言葉 』 / 小野香代子 (1977)
 ヤマハ主催のコンテスト『POPCON』グランプリ受賞曲です。知らんぷり、グランプリ! のちに八神純子さんがこの曲をカバーしていて、そちらのバージョンの方がよく知られているかもしれません。ただワタシのブログは『作曲者リスペクト』なので小野さんを取り上げさせていただきます。小野さんのことをググってもほとんど情報が出てきません。生年月日もわからない。おうちを訊いてもわからない名前を訊いてもわからないニャンニャンニャニャンニャンニャンニャニャンなーいてばかりいる子猫ちゃん~な感じです。でもこの動画から推測するに当時おそらく大学生くらいだったのでしょう。フォークギター1本で片思いの唄を弾き語る姿は、当時中3だったキノコ少年にとって『はるか年上のオトナなお姉さん』に映りました。
 歌詞も曲も『これぞ思春期!』という感じの甘酸っぱさであふれてます。でも、それでいてどこかクールな風情もある。なんとも浮遊感のあるフシギで魅力的な楽曲だと思います。

それ |【A】はまる |【F#m7】でゆめ |【C#m7】のよ |う 【Cm7】あな |

【Bm7】たとめ |【E7】ぐりあう |【A】たびに | だか |

【C#m7-5】らわた |【F#7】しはいつ |【Bm】だって | なに|

【E7】もしん | じられ |【A】ない |

ポイントは2段目から3段目に移る部分ですね。ここは作曲する時にいくつか選択肢がある場面だと思います。
1~2段目はホンワカと『夢見る片思いの乙女』風な曲調。3段目以降もこの路線で行くならそういうやり方(波風立てない)も十分アリなところです。
が、しかし詞の内容が一転します。この物語の主人公は『夢見る』だけじゃなく『自覚』もしてるのです。そうです。厳しい現実を。
そこでハイ、出てきた [ C#m7-5 ⇒ F#7 ⇒ Bm ]。ホンワカからいきなりのクールですよ。体感温度25°C ⇒ 5°C、『ツンデレ』ならぬ「ホワクル」ですよ。
このコード進行はキノコさんの数少ない引き出しの「かなり取り出しやすい」位置にありまして、ずいぶんとお世話になっております。小野さん、お元気かなー?青春時代の思い出をありがとうございました♡
 ~~~ その⑳へ続く ~~~

キノコ国本のギャフンといってみよう 第39回『オール1ブラザーズ LIVE 配信』でした。

 『As No Friction』 / オール1ブラザーズ
   キノコ国本剛章 (作曲、Bass)
   テンドウ (Guitar)
《ゲスト・ミュージシャン》
   滝澤博之 (Drums)
   荻原和音 (Piano) 
※はりつけ動画の 20:58くらい~ライブ演奏をお聞きいただけます

 アルバム「Stack Cats」(amazonにて発売中)に収録されている「ゲームに関係ない曲」の1つです。4人編成・多重録音ナシ「せーの」で一発演奏できるように作った曲です。
タイトルは直訳すると「摩擦ナシの体(てい)で」。深い意味はありません。学生時代の物理(力学)の試験問題によく「ただし摩擦力については無視してもよいこととする」という条件づけがあったじゃないですか。アレが心のどこかに何となく引っ掛かっていた、ということです。
 インスタントトゥルトゥル麺食べる、もといインストゥルメンタル(唄がなくて楽器だけで演奏)な曲で、構成テーマ⇒ドラムSolo ⇒ピアノSolo ⇒ギターSolo ⇒テーマ という、Jazz風なつくりです。
こういう曲って作曲者としてはとても楽をしている、ズルをしていると思います。テーマとコード進行だけ思いついたらそれで「作曲完了」。あとはメンバーに「Soloあるからヨロシク頼むね」って渡すだけ。あはは。
ワタシは細部までキッチリと作りこむ曲も好きですし、こういう「メンバーがどう演奏するか、開けてみてのお楽しみ」みたいな曲も好きなんです。両方とも。この2種類をバランスとりながらやらないとたぶん発狂します。

1人ではできない。打ち込みでもできない。ユカイなメンバーがいてくれるから出来た曲です。メンバー全員に改めて感謝です。そして聞いてくださるオーディエンスの皆さんがいらっしゃるからこそ音楽は成立しています。いつも温かいご声援ありがとうございます♡

スターソルジャー、迷宮組曲等ハドソン楽曲メドレー Hudson NES / NES BAND 20th Live 2017

 先日の[YouTubeLIVE]「キノコ国本のギャフンといってみよう」第42回(リモート・ゲスト=マツケんさん)の中で衝撃の事実を知りました。
「ファミコンの仕様上、3ch(三角波)の音量は変化させることができない」
えーーーーーっ!ホント?それ知らんかっとんてんちんとんしゃん。⇒参考動画 恥ずかしい。恥ずかしすぎる。十万石まんじゅう。埼玉銘菓、十万石まんじゅう参考動画
 どうやら1ch, 2ch, 4ch は音量を変えることができるけれど、3chだけは音量固定らしいのです。なのでNES BAND で演奏する際、3chを際立たせたい時はほかのチャンネルの音量を落として相対的に3chを浮かび上がらせてる、とのことでした。「チャンネル同士の音量バランス」って実はとても重要なんです。NES BAND の演奏動画(解説つき)を見ているとマツケんさんが演奏中に頻繁に左手のスイッチ操作で音量調整を行っていることがわかります。ピアノギター等の生楽器だと鍵盤を叩く強さや弦を弾く指のチカラ加減で音量をコントロールできますがNES BANDの場合は鍵盤を強く弾いても弱く弾いても「一定の音量」が鳴る設定にしているのです。
 キノコさんがファミコン曲をハドソンへ納品していた時は「作曲だけ」して「音符データだけ」を渡していました。チャンネルごとの細かい音量指示は「ほとんど」していませんでした。「ほとんど」と言ったのは一部分だけ音量を指定していた箇所があったのです。それは「ディレイ効果」の部分です。「ディレイ効果」とは「やまびこ」のように同じ音が遅れて鳴ることで空間的な広がりを表現できるものですが、ポイントとして「遅れて出る音の音量を小さくする」ことが重要なのです。実際にやまびこでも自分が叫んだ「ヤッホー」より返ってくる「ヤッホー」の方が音量小さいでしょ?アレが同じ音量だったらコワイわけですよ。あ。今。想像したらメッチャこわくなってきた。コワイコワイ。キャー。
 というワケで「ディレイ効果」の箇所だけ音量指定のデータも打ち込んでたんですよ。で、ふと思い出したのが「スターソルジャー」「ミッション・コンプリート」のジングル(はりつけた動画の 3:18 あたり)。終わり方が1~3chを全部使った「3パート・ディレイ」になってるんです。音が鳴る順番は 1ch ⇒ 2ch ⇒ 3ch 。やまびこっぽくするために音量がだんだん小さくなるように指定したはずなんです。つまり1ch より2ch が小さく鳴ってほしいし、3ch は2ch よりさらに小さい音で鳴ってほしい。そう考えて作ったんです。でもこの考えは甘かったようです。そう!3ch は音量コントロールができない! だから改めて聞くと3ch のフレーズがディレイっぽく聞こえなくて、1chのフレーズを別音色でもう一度弾いてる、みたいに聞こえます。意図と違ったものがアウトプットされてワケで、これは作曲者として恥ずかしい。「やっちまったなー」状態です。⇒参考動画 しかも気づくのが34年後だっていうところがマヌケですね。マツケんさんにはホント、いろいろと気づかせていただいております。まだ何か出てくるかもしれないニャー。あはは。


 「8時だヨ!全員集合!」の「少年少女合唱隊」コーナーで志村けんさんが「東村山音頭」を唄ってたのはいつだったかなー。1975年頃だったかなー? 調べてみたらオリジナルは1063年に出ていて三橋美智也さんと下谷二三子さんが唄ってた、いたってマジメな歌詞の曲だったのね。 今まで一度も行ったことなかった東村山市。志村さんに♪「一度はおいでよ3丁目」と誘われてたことを思い出し電車を乗り継いで訪れてみました。駅前に「志村けんの木」というのがあるだけで特に観光スポットというわけでもなく、ただ写真を撮って帰ってきただけなんだけど。看板1枚のほかには「何もない」のがなんだかホッとしたような気もしました。
 


 とある知り合いの方から情報をいただきまして、このようなユカイな動画の存在を知りました。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm18209797
 まずはどうぞ、ご覧ください。
ワタシが手掛けたファミコン「忍者ハットリくん」の「もとになった曲」をスムーズにつなげてみた、というすばらしい発想の動画です。
作者の方とはおそらく面識ないと思われますが、このようなニヤニヤできる動画を作っていただき御礼申しあげます。
 ハナシは少し変わるんですが先日、某有名コンビニ店にフラリと入った時のこと。ビックリしたんですよ。なんと店内BGM「ビゼーのアルルの女・メヌエット」だったんですよ。なに?クラシックの名曲がコンビニで流れていてもちっともおかしくない?チッチッチッチ(人差し指を横に振る宮内洋)お嬢さん甘いな。フフフ。ズバッと参上!ズバッと解決!人呼んでさすらいのヒーロー、怪傑ズバットもといメヌエットが4拍子にアレンジされていたんですよ。
 ちょっと専門的になりますが「メヌエット」の定義が本来「3拍子の曲」なので4拍子にアレンジするのはメッチャ邪道なんですよ。怪傑ズバットに成敗されるくらい邪道非道外道水道テコンドー北海道なんですよ。キノコさん、今までの人生の中でビゼーのアルルの女;メヌエットを4拍子にしたのって2品しか聞いたことありませんもん。そう。1品目は「忍者ハットリくん」ね。なので有名コンビニで「4拍子のメヌエット」が流れてきたときにはそりゃもう驚きました。で、それほど店内に用事はなかったんですが曲の展開が気になっちゃってBメロ部分に行くまで雑誌売り場あたりでウロチョロしてました。「もしかしてこのままハットリくんのテーマソングに展開する?まさかね…そのあとさらに天国と地獄に展開しちゃう?ありえないよね…」期待に胸膨らませながらBメロを聞きましたが…さすがに忍者ハットリくんには展開しませんでした。ガックシ。でもなんだかコンビニでこれだけコーフンできるなんて、イイ気分でした。♪セブンイレブン、イイ気分。あ。言っちゃった。ぎゃはは。

01."Mermaid Boulevard" Kazumi Watanabe and The Gentle Thoughts

   ~~~シリーズものです。最初から読む~~~
 「Mermaid Boulevard」/ 渡辺香津美&Gentle Thoughts (1978)
 Anthony Jackson音色があまりにも個性的「ブラインドで聞いて最も名前を当てやすい」ベーシストですね。「フランジャー」という名の、音がうねうね揺れるエフェクターを好んで使います。そしてまた音質が硬いこと。ダイヤモンド級に硬質。フツーのベーシストは低域を大事にする人が多いんですが、アンソニーの場合は真逆。ただその硬い音がなんとも気持ちイイ。そのダイヤモンドでワタシのオツムをぶん殴って。そう、思いっきり。カキーン!あ~んエクスタシィ♡
 このアルバムはキノコさんが高校生であった1978年。発表された直後に入手し夢中で聴いていました。この「マーメイド・ブールバード」はアルバム1曲目なんですが、なんですかこのトリッキーな始まり方は。ベースの音程がうねうねと大きく変化してるじゃないですか。え?ベースってこんなエレキギターのアームみたいな大胆な音程変化、出せたっけ? …もしかしてこれって『チューニングするためのペグ』を回しながら演奏してる…? ニキビ面の高校生をダマらせシビれさせ、しょんべんチビらせた最高のLPの始まり方でした。40年以上経過した今でもこの曲聞くとなんかドキドキしちゃいます。 ベースという楽器の可能性を拓いて新しい世界を見せてくれたアンソニー。ホントにお世話になっております。あなたの「ダイヤモンド・ベース」はワタシの心の師匠です。はーハイボールがうまい♪
   ~~~その④へ続く~~~


 原曲は「迷宮組曲」「井戸」です。タイトルが英語で、かなり長いもんだから原曲を全く想起させなくてスミマセン。 日本語に翻訳すると「井戸には行ったかい?調子はどうだった?」みたいな感じで実は井戸に関係大なんです。
"well" という英単語が「井戸」という名詞と「上手に」という副詞の両方に使えるんでダジャレ感覚でこのタイトル名付けてみた、というワケです。
 このトラックでは荻原和音さんのトランペット演奏をフィーチャーしてます。過去に拙作CDで何曲かご一緒させていただいてるんですが、彼女の「ソロ構成力」はすばらしいですね。「うまさ」とか「テクニック」の土台の上に「面白さ」を山盛りのっけてくるところが彼女の特徴です。まるで小樽市三角市場海鮮丼のよう。ごはんの上にウニ・カニ・イクラがてんこ盛りでお米が見えません。お米、お米、あ~んお米が見えないよう。お米が食べたいよう。そうかいそんなにお米が食べたいかい。じゃあオジサンがウニ・カニ・イクラを食べてお米が見えるようにしてあげよういっひっひ。あーーーっと和音(かずね)の海鮮丼大ピンチ!このまま変なオジサンにウニ・カニ・イクラを食べられてしまうのか?緊迫の次号を待て!
 「井戸の面」というと複数のファンの方から「コドモの頃こわかった」とか「悪夢にうなされた」「トラウマになった」「一体どうしてくれるんだ」「コドモの頃の貴重な時間を返せ」「カセット代返せ」「とおりゃんせ」「ビヨンセ」「ポンセ」という悪評をいただいております。なのでそれらの声にお応えするべく、アレンジもかなり狂気な感じにしてみました。イントロディミニッシュ・コードを5拍子にのせてうねうねさせてみました。そして終わり方は一転してメジャー・コードの明るい響きで5+6の変拍子。この部分はミロンくんが井戸から無事脱出したのではなく、井戸から出られなくなって幻覚を見ているというコワイ設定だったりします。ひえ~。この部分のトランペット・ソロがとてもお気に入りです。プレイヤーとしての「色」が濃く出るところです。才能あふれる荻原さん。これからもウマい海鮮丼を一緒に食べていきたいと思います。おっと。ワタシがウニ・カニ・イクラ、荻原さんがお米担当でね。きひひ。

[#2]イチハラ指揮者のイチハラヂヲ

 NJBP (新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団)の代表・指揮を務める市原雄亮さんにお誘いいただき、ネットラジオに出演しました。
『ラジオ=絵が見えない=想像力』ということで、なんだか知らないけど下ネタ多めになっております。あはは。移動の途中などの空き時間に是非お聞きください。
 

キノコ国本のギャフンといってみよう 第42回

 YouTubeLIVE 「キノコ国本のギャフンといってみよう」 第42回
8月29日(土)
17時頃~ ナマ配信予定。
《ゲスト》マツケん(リモート出演)

 新型コロナウィルス感染防止のため、ここ2回ほどギャフンは『ゲストなし』で配信してきましたが、こりゃさみしくてタマらん!ということで世の中の流れにスイーっと乗りましてリモートを使った2か所中継配信をやってみることにしました。ワタシはなんだかよくわからないので、いつも通り「構成・演出」の「まめ」さんに頼りましての実施となります。
 内容としては今年の春くらいにマツケんさんが発表した「NES BAND 2ch 演奏動画」にスポットをあてて、ご本人に解説していただきながらフンフンうなずこう、という感じです。やってることが複雑すぎて動画を見てるだけではチンプンカンプン何時何分ですから。今回はコンテンツをギュッと絞りましてNES BAND のオハナシをゆっくりお届したいと思ってます。どうぞお楽しみに~♪