CD「20世紀ファミコン少年」へのたくさんのお問い合わせ、ありがとうございます。ところでこのお問い合わせ件数を男女別でカウントしてみると圧倒的に男性多数。今のところ男性95%、女性5%という結果になってますね。小学校のクラスにたとえると男子20人、女子20人、計40人の学級があったとして大ざっぱに言って男子は20人中19人がファミコンが好き、1人は興味ナシ。一方女子は20人中1人がファミコン好き、あとの19人は興味ナシ…という感じになると思うんですが…どうですか?皆さんの小学校時代、思い当たるフシありますか?
『ファミコン女子』の皆さん、この5%という数字、とても「孤独」だったのではないでしょうか。だってクラスの中に同じ趣味の女子がいないんですよ。ファミコンをやっている女子は自分ひとりだけ…寂しかったんじゃないかなー。私も小学校時代『ピアノを習っている男子』ということで『5%族』の気持ちがよくわかります。「男子のくせにピアノ習ってるの?」って白い眼で何度見られたことか…
少数派ってツラいんですよね。
で、その少数派の「ファミコン女子」が30歳となって今では立派な「お母さん」になっていらっしゃる。『CD「20世紀ファミコン少年」を希望します。子供にも聞かせたいと思います』ときたもんだ。キノコさんまたしてもメチャメチャ感動しました。かつて『ファミコン女子』だった皆さん、是非ともカッチョイイ『ファミコンかあちゃん』であり続けてください。20世紀ファミコン少女たち、バンザイ!男子に負けるな!
合唱っていいですよね。コドモの合唱団はまだ男の子が声変わりしてないので「全員がソプラノ」なんですが、オトナになると男女の分担する音域が幅広くなります。同性の中でも声域の得意・不得意の差が出てくるので、皆さんご存知の通り「ソプラノ」「アルト」「テナー」「バリトン」とパートが分かれるんですよね。
ファミコンは3和音までしか発声できないので通常、「第1パート=ソプラノ(メロディーに専念)」「第2パート=アルト(ハモリ or カウンター or エフェクト)」「第3パート=バリトン(ベースライン+雑務全般)」…とだいたい役割が決まっちゃうのですが「迷宮組曲」のメインBGM(城内)のワルツでは「上品な感じを出す」ためにちょっと工夫してみたのです。その工夫とは…
そうです。「第1パート=アルト」にしてみたのです。で、アルトにメロディーを歌ってもらって「第2パート=ソプラノ」とし、ソプラノに「上で」ハモッてもらったんです。こんな感じ。
♪ ソプラノ |ミ ー ー|ミーー |ミ ーー |ミ ーー |
アルト |ソーラ |シード |シーラ |ソーー |
ソプラノ |ソーー |ミーー |ファーー|ファーー|
アルト |ミファソ|ラシド|ド#ーー|レーー|
私は作曲理論を全く知らないので「感覚」で「下でメロ歌って上でハモるとちょっとスマした感じじゃねえ?これ大発見じゃねえ?」と悦に入っていました。楽器を弾ける方は上記ソプラノを1オクターブ下げて「フツーに下でハモって」みて比べてみてください。なんか上品な感じが消えちゃうでしょ?
その後展開部では悪ノリで第3パート(バリトン)にもメロをやってもらい「あらま。ますます格調高いざーます。おーほっほっほ」とゴキゲンなキノコさんでした。でもちゃんと作曲を勉強した人がこれを読んだら「お粗末!なんと低レベルな話!」って叱られちゃうんだろーなー…怒っちゃイヤ~ン。
TVの劇伴が大好きで、日曜から土曜まで「1曲もらさず聞いて覚えてやろう」とテレビにかじりついていたキノコさん小4。ちょうどその頃世の中では『ラジカセ・ブーム』が起きていました。お金持ちの『スネオ』タイプの連中がまず買い与えられ、学校で自慢します。「1ヶ月前の『仮面ライダー』のセリフ言える?オレ言えるよ。だってラジカセで録音して何度も聞いてるもん。ラジカセはやっぱいいよなー。おまえも早く買ってもらえよ。」
「お母さん、ラジカセ買って。スネオもキザオもみんな持ってるよ」
「欲しかったら自分のこずかいで買いなさい」
「ハーイ。ってオレのこずかい月400円じゃん。ラジカセは3万くらいするんだよ。」
「あ、そう。じゃあお年玉貯めれば買えるわねえ。」「お年玉って…そんなに待てないよ!今すぐ欲しいんだよ。なー買ってくれよ。来年のお年玉で返すからさ」「買いません」「頼むよ。オレ学校で仲間はずれになってもいいのかよ」「別にいいわよ」「何だってー?このわからず屋!人でなし!オニババァ!もう頼まないよ」「あらそう。ところであんた、今日まだピアノ弾いてないんじゃないの?あんたが練習サボると私が先生に怒られるんだからね。さっさと練習しなさい。」
こういった家庭内交渉が続けられること数10回…結局キノコさんがラジカセを入手したのは2年後…小6の時。本当に自分のお年玉を貯めて買ったのでした…
厳しいといえば厳しい仕打ちだけど、おかげでこのラジカセ本当に大切に使ったし愛着が持てましたね。完全にブッ壊れるまでずーっと(20歳くらいまで)使ってました。実情は家計が苦しくて買ってもらえなかったのでしょうが、結果として「ガマンする気持ち」とか「やっと買えた時の喜び」とかを教えてもらいました。というわけで私「ファミコン買ってもらえませんでした」とか「自分では持ってなかったので友達の家でむさぼるようにゲームしました」とか「デパートのゲーム売り場で中学生のおニイさんがプレイしているのを脇からずっと見てました」という話が大好きなのです。皆さん同じように苦労したのですね…
SALT PEANUTS ライブ
3月5日 大塚 WELCOME BACK
※終了しました。
さて昨日はソルト・ピーナッツの練習でした。場所は恵比寿のスタジオ。
ギター・ボーカルの杉原くんは東京都民、ドラムの「オニ」は埼玉県民、ベースのキノコさんは千葉県民…ということで「遠距離活動バンド」としてがんばっております。
ソルト・ピーナッツはよく言えばメリハリのある活動をするバンドで「集中的な練習をする期間」と「何もしない(お互い連絡もとらない)期間」がハッキリ分かれています。
で、今はライブに向けて「集中期間」に入ったわけで昨日も新曲2曲のアレンジをあーでもない、こーでもないとワイワイやっておりました。
で、いままで何となくホンワカと活動してきた我々ですがメンバー全員40代に突入したのをきっかけに一念発起!今年は「ソルト・ピーナッツ強化年間」とし「バビッと録音するべや(北海道弁)!」とがんばる所存です。杉原くんの曲は本当にイイので東京近郊の方は是非ライブに来てください。「ソルト・ピーナッツ決起集会( at 恵比寿のつぼ八)」の模様はこちらをどうぞ。キノコさん、アツく語っております…ちょっと恥ずかしいかも…
「チャレンジャー」の1面のBGMがシューベルト作、「軍隊行進曲」なのは何度か書きました。皆さん、原曲(オーケストラ版)はご存知ですか?私が思うに、けっこう知らない方が多いと思うんですよ。いや正確に言うとゲームで聞ける部分は知っているけれど…原曲のAメロの明るい部分しか知らない方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
ホンモノの「軍隊行進曲」には明るいAメロの後にさみしいBメロ(展開部)があるんですね。「軍隊行進曲」って実は「悲しい曲」なんですよ!「オレ、この戦争で死ぬかもしれない…けど…きっと帰ってくるよ。泣くなよ、おフクロ。おフクロが泣いたらオレまで泣けてくらあ。帰ってきたらまたあのタマゴ焼きと味噌汁、作ってくれよな。じゃあな。…とーちゃんとあんまりケンカすんなよな…」
知らない方で興味のある方は是非聞いてみてください。ファミコン版とは全然イメージ違いますから。で、作曲者のシューベルトに対して、私はとても失礼なことをしてしまったのではないか、と今さらながらに思うわけです。元気なAメロ⇒さみしいBメロ⇒もう一度元気なAメロ…という構成があってはじめて曲として成り立っているものを無断で「キャッチーなAメロだけ取り出して」しかも「警笛の音を勝手に入れて」さらに「強引なブリッジを入れてAメロからまたAメロに無理矢理リピートさせて」って…こりゃシューベルトさん怒り心頭ですよ。グーで殴られちゃいますよ。大昔にとっくに亡くなってて著作権とか利害関係ないからとりあえずOKってことになってますけど(ボッカ~ン)。
キノコさん、死んだら天国でシューベルトさんに呼び出されるんだろうなー。「キノコくん。話は聞いてるよ。生前、私の曲のイメージを台無しにしてくれたんだってね。キミ、軍隊行進曲のBメロ知ってる?え?あれ?知ってたんだー。知っててあんなアレンジしたんだー。
あとで体育倉庫のウラに来てくれる?カラダで教えてア・ゲ・ル…フッフッフ…」天国の体育倉庫っていったい…危うしキノコさん!緊迫の次号へつづく…
むかしむかーし、キノコという名の爺さんがおっての。それはもう物忘れはするわ、勘違いはするわ、ボケまくりの大バカジジイだったそうな。ある日キノコ爺は自分がふぁみこんで作った曲をしーでぃーにしたそうな。キノコ爺は言ったそうな。
「こんなかにはワシの作ったふぁみこん曲がぜーーんぶ入っとる。ぜーんぶじゃ。間違いない。わーーはっはっは。」
あくる日。キノコ爺のもとに1通のめーるが届いたそうな。「キノコ爺。そなた、ひとつ大切なことをお忘れではないか?『桃太郎伝説』じゃよ。あのそふとの中にもそなたの作りし曲があったじゃろが。」
「あ」キノコ爺はビックリして飲みかけていた酒を全部飲み干してしまいました。ゴックン。
「しまった!忘れていた。この酒は『純米大吟醸・天狗舞』。高価な酒だったのに動揺して一気に飲み干してしまった~もっとチビチビ味わって飲むつもりだったのに…く~~。む、無念。」バタンコ。キノコさんはしにました。
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CD「桃太郎電蓄」。言わずとしれた「桃太郎伝説」(1987.10発売)のBGMが収録されたアルバムです。
この中の#12「村祭り」がキノコさんの曲です。29曲収録されていてそのほとんどが関口和之氏(サザンオールスターズ・ベーシスト)作曲。私は1曲だけの提供となっています。この1曲をCD「20世紀ファミコン少年」に収録するのを忘れちゃいました!ゴメンなさい。音源は持ってるんですよ。ただ「HUDSON①・②」と違うカセットテープに保存していた…で、すっかり忘れていたわけです。やっちゃったー。
しかし1曲だけ入れ忘れるってゆーのもホントにバカだよなー。キノコ爺はいつもこんな感じだそうな。めでたしめでたし…。
今日はモーツァルト生誕250周年だそうです。前に「もし彼がシ-ケンサを使ってたらいったいどんなスゴイ曲を作ったのだろうか…」と書いたことがありましたがイヤちょっと待てよ。モーツァルトよりシーケンサを使わせたらスゴそうな人がいました。そうです。バッハです。
小学生のキノコさんはピアノを習っていてベートーベン、モーツァルト、バッハなどの小品をイヤイヤ弾いていました。ただ初見の時はどの曲も「イヤイヤ」なのですが、そのうち曲を覚え始めるとモーツァルトは「楽しい」気分で弾けるようになるのです。私のピアノ講師は結構厳しくて「暗譜」(楽譜を一切見ないで曲を終わりまで演奏する)を強制していたのですがモーツァルトは強制されるまでもなく自主的に暗譜できたんですよ。曲が楽しかったから。それに対してバッハさん。暗譜しづらかったなー。とにかく「音楽」でなく「研究」してる感じ。「対位法」ってゆうんですか。とにかく数学的で苦手でしたねー。「インベンション」の2声、3声…2声はまだしも3声って人間の手は2本しかないのに3人が弾いてるかのようなハイテクが求められるんですよ。今考えると「そんなのは練習するよりシーケンサに打ち込んで聞いてれば(暴言)?」って感じ。キノコさん、ずいぶん不貞腐れて態度悪かったと思いますよ。あの時のピアノの先生ごめんなさい…
ヤマハDX-7、ご存知の方多いと思います。FM音源搭載の「デジタルシンセサイザー」ですよね。発売が1983年。キノコさんが買ったのは1986年くらいのことでした。たしか「スターソルジャー」「迷宮組曲」はDX-7で作曲したような記憶があります。「忍者ハットリくん」までがRoland JX-3Pだったような…。
で、このDX-7。「楽器」としての性能に優れていたんですねえ。理由はひとつ。「ベロシティ」という概念が導入されていたことです。ひらたくいうと鍵盤を強く叩けばデカく強烈な音、そーっと触れば弱く優しい音が出る、という機能です。「そんなの楽器として当たり前じゃん」って思う人、あなたは正しい!DX-7の登場以前はシンセサイザーの鍵盤は単なるスイッチ。JX-3Pは思い切り弾いても、そーっと触ってもまるで同じ音量でボッカーン!って鳴ってたのです。DX-7の登場後、各楽器メーカーは「タッチレスポンス」「タッチセンス」などの機能をこぞってつけ始め、やっとキーボードは楽器として成立し始めた、というわけなんですね。
ファミコンのコントローラにもベロシティが検出される機能がついていればもっと面白かったと思いますよ。たとえばジャンプする時。弱く押せば小ジャンプ、強く押せば大ジャンプできる、とかね。「ボンバーキング」でも爆破ボタンを弱く押すと小爆発で済んで自爆を避けられるけど、思い切り強く押すと画面の半分くらいのすべてが吹っ飛ぶ…とかね。ただユカイなのはファミコンのコントローラには現実としてベロシティ機能がついてないのに場面によってそっと押したり、強打したりしませんでしたか?結果は変わらないのに…
CD「20世紀ファミコン少年」に関して問い合わせのメールを送ってくださった皆さん、ありがとうございます。ほとんどの方が20年前の「小学生時代の思い出」のコメントをつけて送ってくれました。皆さん口々に「今でも曲覚えてますよ」とか「自分は持ってなくて、持っている友達がうらやましかった」とか。で、それらのひとつひとつに返信しながらキノコさんの感動ゲージがだんだん盛り上がっていきまして…ついにこの↓メールでベルトのゲージが頂点に達しサナギマンはイナズマンに変身、もといキノコさんの目から感動の涙が溢れてきたのでした。
『国本様、はじめまして。○○と申します。
先ほどブログを拝見して、「20世紀ファミコン少年」のことを知りました。モロにファミコン世代な私には、たまらない内容のCDです。
(中略)
国本様の曲は、30代になった今でも心に染み込んでいて、ふとした時に頭の中で鳴り始めるのですが、その途端、夢中になって遊んでいた子供の頃のことを思い出します。つまり、私にとっては、ちょっとしたタイムマシンなのです。そんな素晴らしい贈り物(=大好きだった数々の名曲)を作曲された方に、こうしてメールを送らせて頂いていることが少し不思議なことに思えると共に、とても感激しています。それでは、「20世紀ファミコン少年」の入手方法の件、どうぞ宜しくお願い致します。』
ヤバイ。また泣けてきた。え~ん。キノコさんとても涙もろいんですよ。
しかも涙腺を刺激する言葉がちょっとおかしい傾向にある。
「タイムマシン」とか「贈り物」とかは反則です。頼むからやめて…
イヤン。でもやっぱりやめないで。ウフンそこはイヤ、やめて…
あん。や・め・な・い・で、バカ…ってどっちやねん!はービックリした。
CD「20世紀ファミコン少年」の①#22-25が「スターソルジャー」メインBGMのNGテイクです。作り直し4回を経て初めて、皆さんがご存知のOKテイクができたわけです。この時は苦しみましたねー。私も今はサラリーマンをやっておりますが、皆さんも残業や徹夜で仕上げた企画書・報告書で4回連続NGを出されたらさすがにヘコむでしょ?根が楽天的なキノコさんも何をやってもダメで、さすがにかなり混乱しましたよ。で、どうしてこんなにNGが出たのかなーって今さらながら考えてみるとひとつ理由が思い浮かびました。
『スターソルジャー』には主人公の顔がない。そうです。あの「主役」の戦闘機、あれには当然誰かが乗っていて操縦したり弾を撃っていたりするはずなのですが、それが誰なのか全くわからない。本当はバックグラウンドのストーリーが完全に構築されていたのでしょうが、少なくともゲーム画面には主人公の顔は現れない。名前もわからない。つまり「感情移入が不可能」だったわけですよ。
デキが悪かったことの言い訳になるかもしれませんが…「チャレンジャー」「忍者ハットリくん」では主人公の「顔」が明確だったのです。ハットリくんがチクワを拾う「ボーナスステージ」のシーンなんか本当に作りやすかった。数10秒であっという間にできあがった記憶があります。でも戦闘機そのものには感情はありませんからね。
とは言ってもやっぱり苦しい言い訳かな…シューティングゲームは物語のバックグラウンドなど関係なく「そのときスカッとウサ晴らしができればいい」という性格もありますからね。結論は私の「技術が未熟だった」というところに落ち着くのでしょうね。