もうそこはいいから! | カセットテープがワカメ

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キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

懐かしい制作環境の画像を見ているうちに当時の悪夢のような苦労も思い出しました。「ヤマハ・ミュージックコンポーザ」の大きな欠点のひとつ、それは『曲を途中から即座に再生できない』ことでした。再生させる時には必ず曲の先頭、1小節目から。一応“Play=m”というコマンドがあって任意の小節から再生できる機能はついていたんですがこいつが大バカ者でして。例えばイントロ4小節、Aメロ16小節はもう完成したとして、Bメロつまり21小節目からアレンジしていこうと思うじゃないですか。で、21小節目を指定して“Play=m”コマンドを実行。シーーーン。あれ?鳴らないよ。シーーーーン。(20秒後)♪ブンチャカブンチャーうわっ突然鳴り出しやがった!そうです。このコマンドはこの機種最速のテンポ=255で曲のアタマから無音再生して指定小節数のところから正常なテンポに戻して音を出し始める、というインド人もビックリの超おバカ機能だったのです。テンポ=255っていうのは4/4拍子だと1小節≒1秒なんですね。Bメロならまだしも長尺の曲の最後の方をアレンジする時なんかは本当に困りました。音符を1個か2個変えたら、その『変えた部分だけ』がどうなったのかをすぐに確かめたいじゃないですか。ところがもしそれが70小節目とかだったら1分以上じーーっと待たないとそこが聞けなかったんですよ。作業上のリズムもヘッタクレもないワケですよ。で、キノコさんの場合は多少時間がかかってもいいや、と開き直ってアレンジ作業中も全てフツーの“Play”コマンドで通常のテンポで曲のアタマからかけてましたね。イントロとかAメロは聞きたくないのに1日に数百回聞かされるハメになるんですよ。「もうそこはいいから!」ってカンジでした…