フィルとの式はもう既に決まっているようで、
衣裳は何色がいいか?とか、以前からあれこれ父から聞かれ、色やデザインも含め 全部フィルにおまかせしているのですが、その式の日というのが よりによって 私が帰星した翌日らしく、なんでそんな早くに?

もしかして、戻った途端に全てを思い出して
フィルを全力で拒絶したくなるような
何かを思い出したら… とか 言い知れぬ不安があった。
そう感じていたのは私だけでなく、
フィルはもちろん、父もだったのか?

それを察して 事を急いでいるのか?
とも思っていたのですが、
事情はそれだけではなかったようで。

フィルにとっての敵?⬇️

アルクトゥルス1、私に近付けたくないと言っていたので、これ以上に気にする必要のある人物はいないと勝手に思っていたのに、まさかもっと身近にもう一人いた、だなんて。

それが、フィルにとって もう一人の敵?⬇️こちらです

これで さすがにもうロックオンされている人物はいないだろうとは思ったものの、なんだかスッキリしない。

その後、毎日のようにコンタクトをしてきた父から、
実は 私にはフィル以外に想い合っていた人がいた事を知らされた。

何か嫌な予感はこれだったのか… 。

記憶の奥底にしまい込んでしまっていたのか、
その彼の事は何も思い出せなかった。
だとしても、最後に会ってからは
随分と時も経っている。
それを今さら知ってどうなる…という思いもあり、
その人物については、
「その人に今パートナーはいるの?」としか
質問をしなかった。

父は「う…  」と重く短いリアクションのみだった。


父との長々コンタクトが数日続いたことで そろそろ潮時と思ったのか、父からカミングアウトした事を聞かされたのかはわからないが、
数日後、今度はフィルから その彼の事を懺悔のように知らされた。伝えにくいところがあったのか、
真実をそのまま伝えたいと思ったのか、
それは ほぼ その時のホログラムで視せられ、
理不尽に彼を追い払い、私に二度と近付かないように きつく言いつけているフィルの姿を見せられた。
抗議する私に納得のいく説明もないまま
非情にも彼は追い払われた。
私は泣きながら

「フィルなんて大嫌い!」と叫び、

フィルが私の姿を見たのはそれが最後となった。

私は その直後に地球へ行ってしまったようだ。

「フィルなんて大嫌い!」と泣き叫んだ後に
自殺してしまったようなものなのだ。

フィルの心労は いかばかりであっただろう。

それからのフィルの生活ぶりはとても見られたものではなかった。

こんなことがあったから、だったのだ。

⬇️このブログで書いた時のフィルが、記憶が戻った(と思っていた?)「私の最初の一言」を待っていたのは。

「全てを知ってもらった上で、
理解してもらえるように努力します…」
かつてフィルが言っていた意味が少しずつ明らかにされてきた。⬇️
少しずつ… やんわり、小出しで知らされているのは、
ショックを和らげる為なのだろうけど、
それにしても
次から次へと… … (◞‸◟) ハァ………

そしてカミングアウトされた後に 
私に待ち受けていたのは、

「彼に今でも会いたいか?」

という究極の質問だった。

何て 答えたらいいんだ!( ꒦ິД꒦ິ )

正直、会いたいですよ?
だけど、会っちゃったら… どうなるんだろう。
それより、記憶が全部戻った時に、
それでも私はフィルを選べるんだろうか?
拒絶したくなる事態にならないんだろうか?
「好きだった人」への想いが再加熱したりしないのだろうか?
そもそも、フィルより良くて その人を選んでいたのではないだろうか?(←フィルには言えないけど、たぶんわかっているよね💧)

というようなことを伝え、答えが出ずに迷う日がずっと続いたことで… 毎日、何度も同じ事を聞かれた。
まだ、答えを聞いていませんよ、と。
それでも答えられないものは答えられない。

フィルはこのカミングアウト後の私の態度に相当 迷走していたようだが、突然 腹をくくったように、
「あなたは私の妻だ。もう迷わないしブレずに あなたを狙う者は敵とみなします。」と宣言された。

翌日、アルクトゥルスの母からコンタクトがあった。
母から直々にというのは初めてなので何事だろうと驚いたものの、色々と私の事を心配してくれていたようでした。

そして、「彼」の話もしてくれたのですが、聞けばパートナーなんているどころか、今でも私に会いたいと訪ねて来ているようだった。
父はその人より、フィル推しのようだ。
それはそうだ、多くの難関を突破し専属護衛官になり、長年の父からの信頼もある、何より父の特別な能力で人柄も私への想いの程も見抜いているのだろう。

母は「会いたければ 会わせてあげるから…」という。
「だけど、フィルが… 」と言うと、
「フィリラントなら私が引き付けておきますから…」と言ってくれた。
私が帰星した翌日が挙式日だ。
猶予があるとしたら、帰星した当日しかない。
会えたところで、もう、どうにもならない… 。

母の言葉に甘えていいものか、更に迷うことになり、
相変わらず続いていた「彼に会いたいか?」という、フィルからの質問にも答えられずにいた。
ブレないならいいじゃない 、とも思ったけど、
そこはハッキリさせておきたいらしい。

なのに何日も答えが出せずにいたせいか、
ある晩、フィルからの呼びかけがおかしい。
超絶酔っぱらいモードになっている。
居場所をサーチしたら、船の中で皆で飲んでいるようだった。少し前にちょっぴり和解したイケボ兄さんが正面にいたので聞いてみたら
「…自分の倍のペースで飲んでますよ…」と。
それを聞いたフィルが私に
「飲まなきゃ やってられないです」と言った後、
「ミリアスと話すな」とイケボ兄さんに怒っている。
忙しいな。フィル。

フィルの隣には、つるんとした緑色の肌の見慣れない人物がいた。
フィルがお酒の席で酔ってご無礼が無かったか、お詫びも兼ねて挨拶をしたが、同時にどんな方なのか、その方の発するエネルギーを視ていた。

以前、何かの番組で関西人(大阪人?)は見慣れない物や食べ物に不安な時は、匂いを嗅ぐ習性があると言っていたけど、私は関東人なので、この習性はないものの、
その人物がどんな人かエネルギーで嗅ぎわけようとしてるのは同じだな~と思い出すと可笑しくなってしまった。これはアルクトゥルス人あるある なのかな?

その方はとても素朴で穏やかな良い波動を持った方で
名前を聞いたら、ピッカーデル(ピッカーヴェル?)、
「アルクトゥルスの○○よ、彼はあなたのことで頭がいっぱいだ… 」と言っていた。
フィルが何をぼやいていたのかは存じませんが、
ピッカーデル(ヴェル?)さん、イケボ兄さん、
申し訳ない… 。

これが3晩も続いたので、さすがに、というか、
よくよく、考えてみた。
自分の気持ちがどーの。とか、その「彼」がどーの。
という話ではない。
フィルがいなくなったら、私は平気なのか?
を考えてみた。
いて当たり前。に甘えているだけなのでは?と思った。

フィルがいないなんて、嫌だ。

珍しく朝まで我が家にいたフィルが私の顔を覗き込み、「ミリアス、なんだか少し成長しましたか?」と言う。アルクトゥルスを去ってから ちょっぴり私は大人になっていたのかしら?
といっても、地球で軽く半世紀以上経ってもアルクトゥルス年齢で言ったらほんの数ヶ月? 1歳も年取ってない風でした。地球年齢でいうと、まだ16~17ってとこ?らしい。

昼過ぎ、聴いていた 安室奈美恵の「Hero」をテレパシーで転送しながら フィルにこう伝えた。

「彼には会わないから!」

(߹ㅁ߹) ᒡᑉᒡᑉᐧᐧᐧ