屋久島に来た当時、食べられる野草にはまっていて近くを散歩がてら食べられる草を探していました。歩いて5分以内のところによもぎ、三つ葉、こごみ、蕗などいくらでもあり摘んでは料理に使っていました。
よくわからない葉も歩きながら口にしておいしければ平気で食べていました。
でも、私にはあまりにも知識がなかったのです。
クワズいもの存在はとりあえず知っていましたが本当に食えないとは知りませんでした。
茎から摘んできてとりあえず蕗のように皮をむいて確かわざわざ包丁を入れたような覚えがあります。
舌にのせた瞬間だったのか、しばらくたってからだったのかすっかり忘れてしまいましたがあの時の舌のピリピリ感は忘れられません。
後で、帰ってきた旦那さんに言うと「あれは毒なんだよ。」と教えられました。
よくそれだけですんだとも言われました。
舌にのせてきっとすぐピリピリがきたのでしょう。お腹の中までは入らなかったのだと思います。
旦那さんはその話を何度も人に話してきかせていました・・・・
よく、わからない野草は口にいれてはいけませんね。
それにしても屋久島に限らないと思うのですが自然の野草は体にもよくうまく料理をすれば貴重な食料ですね。
今は最初のころのように摘んでよもぎをケーキに入れたり乾燥させてお茶にしたりということはしなくなりました。
田舎にいるなりに忙しいのかいくらでもある自然に慣れてしまったのか有難味を忘れたのか・・・
でも、あまり複雑に考えずに自然と仲良くすることが大事ですね。
自然を守るということを深く考えすぎると人間として生きていくのが嫌になるときがあります。
それは、本末転倒だし守る・・・ということは破壊する・・・ということを前提としての思考だと思うのでそこを強調した運動なりはかえって破壊を招くような気がします。
私は気楽に自然は地球からのプレゼントだと思い有難く受け取らせて頂こうと思います。