前回は、
きのこの脚の下に「つぼ」がついていると、99%毒キノコ
だというお話をしました。
下についているのが「つぼ」。これは猛毒の「ドクツルタケ」
そして、
この「つぼ」がついているきのこで、
例外中の例外とも言えるきのこが「タマゴタケ(食)」。
ほぼ、どの図鑑を見ても、
おいしい
とされているきのこです。
卵のような「つぼ」から頭を出した「タマゴタケ」
「つぼ」は隠れて見えませんが、これが成長した「タマゴタケ」
きのこを食べる場合、
最も注意しなければならないのが、
似ている毒キノコの存在。
この「タマゴタケ(食)」の場合、
似ているとされる毒キノコは、
「ベニテングタケ」。
まずは、
2枚の写真を見てみて下さい。
「ベニテングタケ(毒)」
「ベニテングタケ(毒)」
でもこれ、似てると思いますか?
「タマゴタケ(食)」と「ベニテングタケ(毒)」の写真を2枚並べてみます。
まずは「タマゴタケ(食)」
続いて、「ベニテングタケ(毒)」
どこからどう見ても似ていませんね。
似ているのは、赤いカサの色くらいです。
「ベニテングタケ(毒)」には、
赤いカサに白いイボイボがついています。
脚(柄)の色も違います。
「タマゴタケ(食)」は黄色。
「ベニテングタケ(毒)」は白です。
ただし・・・。
ごくまれに、
白いイボイボがついていない「ベニテングタケ(毒)」があります。
その写真がこちら。
カサに白いイボイボがない「ベニテングタケ(毒)」
こうなると、
少しだけまぎらわしいかもしれませんね。
もう一度、
「タマゴタケ(食)」の写真と見比べてみましょう。
「タマゴタケ(食)」
でも、
やはり脚(柄)の色の違いでわかりますね。
まとめると、
カサの白いイボイボがなくて、
脚(柄)の色が黄色ければ、「タマゴタケ(食)」
カサの白いイボイボがあって、
脚(柄)の色が白ければ、「ベニテングタケ(毒)」
これで十分に見分けられます。
ただ、一つだけ注意。
「タマゴタケ(食)」は、
猛毒キノコが多い「テングタケ科」に属するきのこなので、
特徴がはっきり出ていない「タマゴタケ」は絶対に食べないことです。
例えば、
「タマゴタケ(食)」は、真っ赤な色のカサが特徴ですが、
中には、カサの色が黄色いタイプもあります。
こういうものは、
たとえ他の特徴が全部一致していたとしても、
絶対に食べない
ことが大切です。
このように、
おいしいきのこと、
それと似ている毒キノコの特徴を徹底的におさえる。
これで、
きのこは怖くなくなります。
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