前回のその1では、


高速道の事故による渋滞に巻き込まれ、

予定より2時間半ほども遅れて到着した



というお話をしました。



 
富士山三合目の登山道


12時過ぎに富士山三合目に到着した僕は、

きのこ狩りポイントまで猛スピードで駆け上がる。



15分ほどでポイントに到着し、

登山道を外れてガサガサと森の中に分け入っていく。



すると、

登山道からすぐ見えるところに、

きのこが群生しているのを見つけた。



 
これはアブラシメジ(食)。採れたらうれしいきのこの一つで状態もまさに食べ頃


登山道から見えるところというのは、

意外と盲点だったりする。


みんな、

「もうどうせ誰かに採られているだろう」

と思って、注意深く見ないから。



幸先は良かったけど、

その後は、なかなかめぼしいきのこが見つからない。


到着が遅れた分、

ライバル達に先に採られてしまっているようだ。




 
山のサンゴ(毒)


ホウキタケ科の一種だが、

この科で食べられるのは、

僕の知るかぎり1種類のみ


これは違う。




 
倒木に隠れるように生えていたショウゲンジ(食)


 
 上の写真の拡大
 

さすがに、これは見逃されていたのだろう。

見えにくいところを丹念に探していけば、

ライバル達が歩いた後でも見つけられる。




 アイシメジ(食)



このきのこは、

富士山では採る人が少ないような気がする。


僕は見つけたら採るけど。



 
ツバアブラシメジ(食)の群生


こういう群生を見つけるとうれしいものだが、

古くなっているものがほとんどだった。


食べられそうなものを1本だけ採る。




 
キンチャワンタケ(食)


これは、そんなにうまいきのこではないけど、

状態も良さそうだったので、

鍋の彩りに採っていくことにする。


でも、

採ってにおいをかいでみたら、

イヤな臭いがした

のでやめておいた。


この感覚はけっこう大事。


人によって、

良い匂い、イヤな臭いというのは違うと思うけど、

自分がイヤな臭いだと感じたものは、

だいたいおいしくない。


それに、

食べられるきのこで、

「クサい!」

というのはほとんどないけど、


毒キノコの中には、

「すごくクサい・・・」

というものもある。



毒キノコを避ける意味でも、


採ったきのこの匂いをかいでみる


というのは有効である。




あまりきのこが採れないので、

いったん登山道に戻る。


すると、


 

きのこの大群生
が登山道のすぐ脇で見つかった。




 
拡大


このきのこ、ここだけじゃなくて、

この先100mほどにわたって
びっしりと生えていた。



軽く100人分はありそうな量だった。



でも、残念なことに、

何のきのこか自信がない。


たぶん、

キナメツムタケ(食)だろうと思うのだが、

こんなに目立つ所に生えていて、

放置されているのが気にかかる。



こういう明らかに人目につくところにあって、

放置されているきのこというのは、

一度は疑ってみる必要がある。


他のライバル達も採らなかった


ということだから。


結局、

確信がもてなかったので、

泣く泣く放置することにした。




そして、

再び登山道から外れ、

急斜面の森の中に入っていく。


ここまで約1時間ほど、

思ったほどの収穫がなかった。


でも、

ここからがすごかった。


採れすぎ注意報

が出るほどに採れることになる。


続きは次回です。



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