毎日使う水道の蛇口=水栓金具は定期的にメンテンスを必要とします。
水栓金具には、水だけが出る単水栓(たんすいせん)とお湯と水が混ざって出てくる混合水栓(こんごうすいせん)があります。
単水栓はバルブ部分をひねって水を出したり止めたりしますので、よく言われるパッキンという黒いゴムが水を止める部分です。
このゴムが、だんだんに最初は弾力性があるのですが、使っていくうちに固くなり、バルブを閉めても水がポタポタたれてくることがあります。
そこで、5年ぐらい毎に定期的に取り替える必要があります。
これはお湯と水を別々のバルブで調節して水の温度を調節する方式の「2バルブ混合水栓」です。
バルブを外すとパッキンがついたコマを固定するネジが見えてきますが、このネジ部分が錆びてきますと、パッキンコマをp交換することができないため、水栓金具全部の取替えが必要になります。
そこで、少なくとも5年以内に交換しないと錆びてしまうのです。
左が古いコマで錆とともにパッキンが固くなって締め込みの跡がついています。
右が新しいパッキンコマです。
このほかに、シングルレバー混合水栓があります。
キッチンなどほとんどの水栓はシングルレバーになってきましたが、その場合は、レバーの下にピストンバルブがついています。
浄水器も単水栓ですが、やはりバルブがついています。
これらはバルブを交換することになりますが、やはり5年から10年以内には交換が必要です。
一度、水栓関係の年数と状況をチェックしてみてください。