49)杉の階段の加工をしました | 木の家散歩

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木の家の設計監理経験豊かな建築家・山中文彦と木材産地、職人技術者のネットワークにより、夢の木の家を造る「木の家づくりネットワーク」のブログです。自然素材を活用し、家族と環境に優しい、本物の木の家をCM型施工管理システムによるリーズナブルコストで実現します。

大工工事もいよいよ終盤に差し掛かってきました。


造作工事の山でもある無垢の杉の階段の加工を始めました。


階段は壁際に取り付けられる側板(がわいた)と脚をのせる段板(だんいた)、段板の間に組み込まれる蹴込み板(けこみいた)によって構成されています。


側板に段板を差し込むための溝を加工します。


鉛筆と定規で階段の角度に応じた段板の図を書き、その通りにまずはカッターという溝堀の道具で加工します。


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側板に鉛筆で墨付け(作図)します。



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墨付けにあわせてカッターで溝の加工を行います。



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段板に対して直角に蹴込み板の墨付けを行います。


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薄い板をクランプと言う万力の小さなもので挟んで定規にして、蹴込み板の溝を加工します。



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最後に道具で取りきれなかった細かい部分をノミで落としていきます。


これで側板の加工はひと段落ですが、階段は踊り場があるU字型階段ですので側板が4枚あります。


側板を壁に取り付けて、段板、蹴込み板を裏側から組み込んで、楔(くさび)で締め付けて階段が出来上がります。




今日は施主の奥様が手作りのお弁当とデザートを届けてくれました。


一同でおいしくご馳走になりました。有難うございました。


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