42)外部塗装の色決めです | 木の家散歩

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木の家の設計監理経験豊かな建築家・山中文彦と木材産地、職人技術者のネットワークにより、夢の木の家を造る「木の家づくりネットワーク」のブログです。自然素材を活用し、家族と環境に優しい、本物の木の家をCM型施工管理システムによるリーズナブルコストで実現します。

大工工事が中盤を迎えたころに、そろそろ外部の木部の塗装の色決めを行いました。


外壁などが防水され、その上から左官屋さんが塗り壁を仕上げていく前に、屋根の軒先の裏側の天井部分=軒天井の塗装を先に行います。


そのための色を決めるために現場で打ち合わせを行います。


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カタログやカラーサンプルを用意して、どこに塗装するかの場所を確認しながらシュミレーションを行って決めます。


私からお薦めの色をご提案しながら、住まい手の方の好みや想いを確認して決めていきます。


塗装の塗料は基本的には自然塗料をお薦めしていますが、外部の雨や紫外線が当たりやすい部分はどうしても劣化が激しいため、撥水性が高く、かつ木材の呼吸を止めない調湿性のある塗料をご提案してます。


ご家族に塗装やメンテンスの経験や得手がある方の場合は、扱いやすい自然塗料をお薦めします。


ただし、屋根周りや二階以上の外部などは足場が必要ですので、その場合は費用がかさみますので、耐久性の高い合成系塗料が良いと思います。


また、外部のフェンスなどの木材部分は雨がまともに吹き付け、紫外線も強いため、少し濃い目の色を使います。


それでも、揮発性有機化合物は含まれない安全性の高いものです。


実際に生活される中でのメンテナンスを住まい手の意向を踏まえて検討していきながら、実際に使用する素材や色を決めます。


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