新製品 BOSS DS-1X レビュー | ドルバッキー阿部のウンコブログ           

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リハスタ&レコーディング「キノコスタジオ」、リハスタ&イベントホール「スタジオ ロンドン」の人

珍しく発売と同時にゲットしました。

日本製後期のDS-1とDS-1を元にしたVOX satchuratorも持っていますが完全に別物ですね。

とりあえずレベルは2時位で他は12時というBOSS定番のセッティングで音出ししました。
音の分離感は半端無いですね。そしてレンジの広さ。言葉では表現しづらいんですが水道から水を出した時に通常は真下に出るのに対し、シャワーのように拡散して出るという感じです。

そしてフロントピックアップでギターのボリュームを下げた時の音。
FUZZ FACEのような鈴鳴りトーンが出せます。勿論DS-1とsatchuratorも出せます。デジタル回路でここまでやれちゃうのには驚きました。おかげでFZ-5が気になっちゃいましたw

ハイポジションで弾いた音も綺麗です。結構ピッキングのニュアンスの反応も良いので下手だと粗が目立ちますね。

イコライザーの効きも良いです。低音が結構出るので個人的にLOWはちょい下げ気味で良い位です。

ゲインに関しては上げると直ぐハウります。弦に手をつけてミュートしていれば良いんですが個人的には歪みすぎなハウリングは嫌いなのでゲインは1時位が限界でした。
試しに最大にしてアルペジオを弾いても音が潰れずこれまた分離感が良かったです。
あとノイズが少ないですね。サーーーーというノイズは少ないです。

で、マイナスな所ですが音の分離が良すぎてあまり歪んでる感じがしません。
パワーコードを弾くと違和感を感じます。昔のマルチエフェクターKORG A4のディストーションがこんな感じだったなーと思い出しましたw

あとゲインを上げるとデジタル感が前に出てきます。生っぽさが感じませんでした。
ぶっちゃけハードロック~メタルやるならML-2 Metal Coreの方が断然良いですwww

BOSS DS-1Xが生きる使い方はコード弾き、アルペジオ、ソロだと思います。
ギターボーカルやパワーコードを使わないジャンルに向いていると思います。

という事で丁度クランチ用も探していた(本当はメインの歪にしたかった)のでセッティングを変更しました。
LOWを10時、HIGHを12時、ゲイン0です。これはなかなか良いクランチです。レンジの広さと音の分離感が生きます。ディストーションなのにゲイン0ってのは元も子もないですがw
因みにオーバードライブでクランチというのが定番ですがどうもミドルが出過ぎて好みじゃないんです。

で、せっかくゲイン0ならばブースターとしてはどうなのかと実験。
メインの歪はSuhr Riot・・・・・・・・ではなくJOYO Us Dream(Suhr Riotのコピー品)ですwww
以前弾き比べした結果JOYOでいいやってなりました。
さてさてブースターとしてですがアリです。変に潰れずハイポジションでも綺麗にブーストしてくれます。
ブースターかますと物によってはパワーコードや刻みのリフでは気持よくてもハイポジション弾くと汚くなっちゃったりするんですよね。特に12フレット以降の5,6弦が。あまり使わないけど。

という感じでした。
今回使用したアンプはRoland GC-405、ギターはGreco SS-85です。
GC-405はソリッドステートですが真空管アンプに近い音です。
SS-85はSGモデルでピックアップの特性はダンカンのJB&59に近い感じです。ボリュームにハイパス用コンデンサ付けてます。

つまりBOSS DS-1Xはハイゲインには向かない、ゲイン控え目でコード弾きに向くと思います。

いじってみたい人は声をかけてくださいね!