1月10日　まだ「おしん」のようなものがないのか

ドラマ「おしん」を観たことがありますか？

私は少女編は何度も観たことがあり、傑作だと思っています。

海外でも80以上の国と地域で放送され、イランでは最高瞬間視聴率が90%超だったとか。

そのおかげか、日本はアメリカと同盟国であるにもかかわらず、イランからは敵国だとみなされないらしいのです。

私と同じ1972年生まれでの有名人は若い頃は貴乃花でしたが、木村拓哉や堀江貴文（ホリエモン）、今一番影響力があるのはマツコ・デラックスかもしれません。

しかし、おしんの少女時代を演じた小林綾子が海外では（もちろんおしんとしてですが）有名でしょう。

私の勝手な思いとしては、海外への円借款や技術提供も大事ですが、無償でドラマ等の娯楽を提供してはどうでしょうか。お金をジャブジャブと支援するのは中国にはかないませんのですが、ドラマ・アニメを提供して日本の文化を知ってもらいその国の国民を親日にかえるのも外交戦略としてはありなのではないかと思います。

79歳の両親は、

大晦日の夜にはほとんどWBCの特番を観ており紅白はあまり観てないと言ってました。もう年寄りですら紅白をみなくなっていってます。

今回、YOASOBIを出場させたことはNHKとしてすごく頑張ったのでしょう。

しかし、昨年KICK BACKがヒットした米津玄師を今回も出場させることが出来なかったのは残念です。アメリカでも知名度はあるようです。

テレビ局において、ＣＭ広告料収入が減ってきた民放は毒饅頭をくわされ、韓流あげをしているのでしょう。公共の電波を割り当てられているので許されないことです。

だが、受信料で運営されているＮＨＫまでもが紅白歌合戦のこの体たらくです。

NHKの令和6年度の収支予算書を見てみましょう。　(※１)

事業収入が600億円ぐらいあり、そのうちの96%ぐらいが受信料です。

約36億円と全体の6%ほどながら、国からの交付金収入があります。

そうなんです、毎年税金が入っているのです！

そこで、なぜ税金が入っているか調べました。

それは国際放送に交付金が出ています。　（※２）

なぜ、国際放送に国から交付金が出ているのか
国境を越えた人や情報の交流が加速し、グローバル化が飛躍的に進んでいます。そうしたなか国際放送は、時事問題や国の重要な政策、国際問題に関する政府の見解、日本の文化などについて正しく外国に伝えることや、海外に住む日本人や日本人旅行者に大規模な事件・事故・災害に関して迅速に伝える役割があり、これらは国益にもなるものです。

さて、これはちゃんと役割を果たしているのでしょうか。結局は日本語がわからなければ海外の人には伝わりません。

生で海外へ放送する際は無理かもしれませんが、そうでなければ現地の言葉の字幕を入れたコンテンツも作るべきではないでしょうか。そこにお金をかける価値はあると思うのです。

日韓関係の緊張の最中でも、韓国の国策により日本のマスコミに圧力をかけ紹介させて、日本の若者も韓国文化を楽しんでいました。まんまと韓国の策略が成功したと言えるでしょう。韓国文化の輸出は国策でやってますから。

とはいえ逆に、昨年は映画「スラムダンク」が中国や韓国でヒットしていました。

私も以前韓国ドラマの「冬のソナタ」や「チャングムの誓い」を楽しんでみていました。良いものは良いのです。面白くないコンテンツは見向きもされません。まだ、中国で作られるものはプロパガンダが強くて日本で流行るものはありませんが。（最近のドラマは追えてませんのでわかりません）

そして、タイトルにもあるように、まだ「おしん」のように海外向けにうけるコンテンツがないのか、そしてそれを提供できないものかと思いました。最近、連載を止めることを発表した「キャプテン翼」もすでに海外では愛されています。

民放のドラマは12～13話と短いものが多くて海外ではうけがよくないらしいです。やはり朝ドラとか大河とかになるのでしょうか。

ＮＨＫが放送したアニメーションでヒットしたのは、最近では「進撃の巨人」でしょうか。話がぶっ飛んでいて海外では作られない作品だと思います。