皆さん、今お住まいの市区町村の介護保険料は高いのか安いのか気になりませんか?

 

65歳になったら、個々人がお住まいの市区町村から請求されることになります。これを第1号被保険者といいます。

ちなみに、40歳から64歳までを第2号被保険者といいます。介護保険料は健康保険料と一緒に払うことになります。お勤めの人は給料から天引きで、国民健康保険に加入している人は国民健康保険料の中に含まれています。

 

大体ですが、第1号保険料22~3%、第2号保険料27~8%となっています。残りの半分は税金で国・都道府県・市区町村で分担します。また、介護サービス費用の自己負担割合は、1割負担(所得の高い人は2割、3割)となっています。

 

この第1号の保険料ですが、基準額というものが市区町村で決められているのでそれを比べて高いか安いか判断します。

基準額は、「世帯の誰かに市町村民税が課税されているが、本人は市町村民税非課税で、本人の前年の公的年金収入額と合計所得金額の合計が80万円を超えるかた」となります。大体の市区町村で第5段階に該当します。

この基準額は全国平均で月額6,014円(年72,168円)となっています。

 

そしてグーグルで「介護保険料 ○○市区町村(お住まいの自治体)」で検索してみてください。基準額が全国平均や近隣の市区町村と比べるとわかりやすいでしょう。

 

参考までに、高齢化率(人口で65歳以上の割合)が低い東京都を見てみましょう。

皇居のある東京都千代田区の介護保険料の基準額は、第5段階月額5,400円(年64,800円)です。

 

高齢化率が高い秋田県で県庁所在地の秋田市を見てみましょう。

基準額は第5段階で月額6,232円(年74,784円)となっています。

 

介護の報酬は、住んでいるところによって人件費が違っており、東京23区は全国で一番介護報酬が高く設定されています。それでこれぐらいの差なのです。

 

また、大阪市を見てみましょう。

ここは基準額は(第5段階ではなく)第6段階となっており、月額8,094円(年97,128円)です。

 

大阪市は秋田市より高いということになります。

介護保険は介護サービスを住んでいる人がどれだけ使うかを予想して決められています。なので、高齢者が多くても、介護認定を受けている人の割合によっても異なってくるし、介護施設が多いと入所者の介護サービスは高いのでそれも影響してきます。加えて大阪市は人件費が高い部類に入るので余計に介護保険料が高くなっているものだと予想します。

 

介護保険料は3年に1度見直しがされており、急に保険料が上がるということもありえます。年齢の人口比は各自治体で違うので、多い年齢層が介護保険を使う年齢にさしかかってくると上がるのです。

 

介護保険料が安いと言って喜んでばかりではいられません。保険料が安いのは実は介護施設が少ないためで、入所したくても施設が足りないという場合もあります。また、介護の施設の種類によってはお住まいの住民しか受け入れず、他の自治体の住民は受け入れられないという法律で決められた施設もあるので注意が必要です。

 

 

介護保険料の引用元 千代田区、秋田市、大阪市の公式サイトより

 

 

 

 

介護をたくさんつかうと高額介護サービス費といって、後からお金が戻ってきます。高額介護サービス費はで計算します。また、介護と医療をたくさん使えば高額介護合算療養費が後から戻ってきます。高額介護合算療養費はで計算します。

この2つを差し引いてもたくさん家族で医療と介護サービスを使ったら医療費控除の対象となるものもあるので、所得税の確定申告にも使えます。条件があるのですが、介護でおむつも医療費控除の対象となる場合もあります。非常にややこしいです。

 

 

 

 

介護保険サービスは基本的には第1号被保険者(65歳以上)じゃないと利用できないのですが、第2号被保険者でも下記の16の特定疾病に限り利用することが出来ます。

下記の病気の人でも39歳以下は利用できません。

 

 

 

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