「FIST of the NORTH STAR~北斗の拳~」

を観劇しました。



9/28(水)  マチネ  オーチャードホール

                 1階席  11列下手







ケンシロウ 大貫勇輔
ユリア 平原綾香/May’n
トキ  小西遼生
ジュウザ 伊礼彼方/上川一哉
シン   植原卓也/上田堪大
マミヤ  清水美依紗
トウ/トヨ AKANE LIV
リュウケン 宮川浩
レイ   三浦涼介
ラオウ  福井晶一/永井大
バット  渡邉蒼
リン   山崎怜奈/桑原愛佳  他


この回は
アフタートーク付きの公演で
キャストはこちらの皆さまでした。




あ…びっくり
私ったらチケットを取るのに
前後日程を間違えてしまったようです。

一回観劇で
平原綾香さん伊礼彼方さん福井晶一さん
を選んだつもりでした。


まぁいいの、いいのおいで
前回なんとなく平原さん福井さんで
間違いなかったし、更に
新ジュウザの伊礼さんも間違いない…爆笑
という単なる保守的選択。

これも
思いもかけずの良い出会いかもしれません。


初演の感想はこちらに。

 



そう、「北斗の拳」といえば
「おまえはもう死んでいる」とか
物騒な感じの劇画で
およそ私のテリトリーではないと思われ。

しかし
私の観劇ライフでおなじみの皆さまが
ご出演という事で
原作を全く知らずに観劇した初演。

音楽もキャストも良くて面白かったのです。






大貫勇輔さんのケンシロウが
もう素晴らしくて素晴らしくて爆笑
佇まい、ビジュアルとアクション、
ダンスですね。
原作を知らないけれど
ケンシロウそのものでした!たぶん。


新キャストの感想は
レイの三浦涼介さん。
男性キャストが
筋肉隆々っぽい中でかなりの痩身。
女装して間違われる…
という登場にふさわしい美しさ。

ご本人は高所恐怖症との事ですのに
(蕁麻疹を出しながら?)
ワイヤーに吊られてグルンと回ったり
迫真の演じっぷりでした。

三浦涼介さんと植原卓也さん。
このお二人が登場すると
なんか違和感満載で面白かったです。

三浦さんは
お顔の振り方や歩き方が
肩で風を切る感じ?
どこかヤンキー風味なのに
お足元の運びは貴族っぽいんです。

三浦レイ、
上半身だけオラオラを気取る
お耽美なルドルフみたいで(私だけ…)
マスクの中で笑いを堪えました。

植原卓也さんも。
ファンの方に叱られるかもしれませんが
(悪口じゃないのよ)、この方、
どの作品(TdV、キューティ、王家…)
で登場されても面白いのです。
ホント真面目なのに。
笑う要素ないのに。

背も高くて
とてもカッコいい方のはずですのに。

芝居や出で立ちが
毎度毎度コントっぽいのです。


「俺はユリアを愛している。
連れてくぞ。」


今回も最初のこの台詞だけで
笑わせて下さいました。


もはや
ダンスがお上手…びっくりという事すら
面白ポイントになってる!


植原さん、
「翔んで埼玉」が
ミュージカル化された暁には
ぜひともご出演いただきたいわ。


映像でしか拝見したことのなかった
永井大さんのラオウ。
これも良かったです爆笑
台詞口跡が明瞭、高圧的な存在感。


ご本人は(北斗の拳大好きだから)、
ラオウのキャスティングは
大喜びだけど演じるのに
「僕の優しいところ」が
ついついにじみ出ちゃうアセアセ
なんておっしゃっていましたが、

永井ラオウには
愛を知らないラオウの孤独が見えると
演出家石丸先生はおっしゃっていました。


伊礼彼方さん一択と思っておりました
新ジュウザですが、
上川一哉さんのジュウザも
素晴らしかったのです爆笑 

核戦争後の暴力に支配される
世界を描く作品の中で、唯一
明るいショータイムを見せてくださる
ジュウザのヴィーナスの森。
アドリブも楽しく
歌唱も軽やかで聴き応えありました。


この他
AKANE LIVさんも清水美依紗さんも
小西遼生さん、May’nさん、
桑原愛佳ちゃん…
プリンシパルキャストも
アンサンブルさんも
皆さま好演されておりました。。


そして
私はラオウのお馬(黒王号)が
初演から大好き爆笑


(関係ないけれど
王家のメンフィスも
こんなお馬に乗るシーンがあれば
いいのになぁと…笑い泣き


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


そして
アフタートークも楽しかったです。


登壇者は
MC 石丸さち子さん(演出家)
大貫勇輔さん、Maynさん、上川一哉さん
清水美依紗さん、三浦涼介さん、
永井大さん。


石丸先生が
作品への熱い想いに触れながら、
キャストの皆さまから
上手にお話を引き出して下さっていました。



印象に残ったエピソードを少し。


美依紗ちゃんの楽屋からはいつも
「裏切ったら殺す!!」って
声が30回ぐらい聞こえてくる。


ヴィーナスの森の場面で
最初にジュウザに絡むのが美依紗ちゃん。
ジュウザさま〜ラブって
みんなで絡むハーレム状態のあれですね。

最初のお稽古の時、
上川さんが(遠慮気味?恥ずかしい?)
目すら合わせて下さらない。
一方の伊礼ジュウザは
最初から遠慮なく(触りまくる?)。

本番の上川ジュウザは(ようやく)
私(美依紗ちゃん)の首元を
ツルンと触るように!良かった爆笑
とのことです。

このお話の要は
上川ジュウザが美依紗ヴィーナスと
上手に絡めるようになったよ!って
事でしょうに
私に刻まれた記憶は、


伊礼ジュウザは遠慮なし。


爆笑爆笑爆笑



配信もあり、
アーカイブは10/5までだそうです。