「フィスト・オブ・ノーススター北斗の拳」

を観劇しました。



*12/22(木) マチネ 日生劇場
                      GC階A列中央




北斗の拳…
なんか男性向けの強いタッチの劇画で
「おまえはもう死んでいる…」とか
物騒な決め台詞のあるマンガよねえー

おそらく
これ以上の何かを知る事はなさそうな、
私の守備範囲ではないと思われ
一生ご縁が無さそうな
「北斗の拳」がミュージカルになり、
それも
「お馴染みの皆さまでお送りします」
紹介されたなら…
観に行かないわけありません爆笑


北斗の拳を何にも知らないままに
劇場に伺いました。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


ケンシロウ  大貫勇輔
ユリア 平原綾香/May’n
トキ   加藤和樹/小野田龍之介

リュウケン 他   川口竜也

シン   植原卓也/上田堪大
レイ   伊礼彼方/上原理生
ジュウザ   上原理生/伊礼彼方
ラオウ   福田晶一/宮尾俊太郎

トウ/トヨ   白羽ゆり
マミヤ   松原凛子          

バット/少年ケンシロウ   渡邉蒼
リン/少女ユリア   山崎怜奈/近藤華   他


一度の観劇で選びました
この日のWキャストはこちらです。




格闘技の頂上決戦をいつまでも闘っている
物語かなぁと想像しておりましたら、

核兵器により滅んだ無秩序の世が、
暴力で支配されているという
近未来の物語でした。


あぁ日本の創作ミュージカルには
この手があったのか!!びっくり爆笑
と合点の行くこと極まりない
素晴らしい娯楽作品に
仕上がっておりました。


日本が誇る漫画文化が
痛快で大人の観賞に堪える舞台になり、
どの場面も音楽にも壮大なロマンあふれ、
なお
まだまだ発展途上のような粗削りな部分も
決して粗削りだから…という印象ではなく
むしろこの先の楽しみに繋がるという…
近年まれにみる異色の新作でありました。


シングルで主演ケンシロウをつとめる
大貫勇輔さんは
美しい容姿とアクションの切れのよさ!
これこそ正しい大貫さんの使い方だわラブ

トキの加藤さんの崇高で
そしてやはり痛々しくてピッタリ。
いつもいつも加藤和樹に外れなしだわ爆笑
本当に期待を裏切らないお方です。

ユリアの平原綾香さんは
歌声で選びましたがこれもオススメ。
ユリア…良いところでソロが多くて
それも嬉しかったです。

レミゼのジャベール役者揃い踏みで
川口さん伊礼さん上原さんが
3人一緒に観られるなんて爆笑
北斗の拳さまさまです。
「もうおまえは死んでいる」
物騒な劇画「北斗の拳」に
こんなに感謝する日が来ようとは(笑)


ヘビーな場面が多いのですが、
ジュウザ上原さんが登場の
「ヴィーナスの森」シーンは
ラテンのノリで明るい爆笑
指揮者の塩田さんまで
ノリノリ踊りタクトなのも見どころです。
そして皆さま
鍛えに鍛えぬいた身体を披露されるので
理生くんが脱ぎ始めた時には
「理生くん!脱ぐの?びっくり
無理しないではだける位にしとけば?」
なんて余計なお節介をやいたりしました笑い泣き

(決して理生くんが弛んでるとかではなくて
ほらケンシロウとか他がすごいから…えー)


それから
原作漫画を知りませんのに
ラオウっぽい~びっくりと思いましたのが
福田晶一さん。
さすがレミゼのバルジャン役者だわ爆笑
なにより
ラオウが跨がる馬にくぎ付けになりました目
私はこの馬が大層気に入って、
地味に音楽に合わせて
ステップを踏みながら後退したり
動きの賢さが面白くて
登場するたびに大注目でした。


もう一回観られたら良かったのですが
スケジュールの関係で
一回だけの観劇になりました。