
ある年の春先、
取材旅の途中の県道で
年季の入ったバスの停留所(待合所)を見つけました。
地方の山間部等では
この様なバス停をよく見掛けるので
さほど珍しくもなかったのですが、
「乗って残そう 路線バス」
のスローガンに思わず立ち止まってしまいました。
古びたトタンに
簡易な板張り造りの待合所、
見ているだけで
なんだか長閑(のどか)な気分になります。
ただ、バス停名が書かれていたと思われる正面入口上の板は経年劣化の為か
見事に文字が消え失せており
一見するとただのボロいトタン小屋にしか見えなかった事には、ちょっと笑ってしまいました。
▲本来ならば外に立っている筈!であろう
丸型のバス停看板と時刻表が
何故か待合所内にあるという
実にユニークな仕様。
この自由さが何とも良いですね。
私は通常、取材で現地を回る際は
時間を気にしなくて良いということもあって、自身が運転する自動車による移動がほとんどなのですが、
たまには
ゆらりゆらりと田舎道を進む
路線バスに身を任せながらの取材旅も
魅力的に思えます。
皆様はこう言った路線バスの旅は
お好きですか?

しかしこの引戸、、、
入口自体が歪んでいて
押しても引いても
ガタピシと軋(きし)むだけで
ちっとも動きませんでした。
でも、
このバス停ならきっと
みんな許してくれるでしょう。
それでは【親川(おやがわ)】さん
いつまでも現役で頑張ってくださいね!
お仕事中お邪魔しました~。
金乃助
