今、プチ減量しているので、普段より炭水化物少しへらしていますが、なんでも二面性はあるもので、色々考えて見ました。
世間では減量の為に低糖質が流行っていますが、それも結局は、その人に合っているか?というのが大事ですよね。
良い点
カロリー制限による減量効果
おそらくこれが一番分かりやすい利点でしょうね。大多数の人にとっては炭水化物からのカロリー摂取が一番大きい割合を占める場合があるので、減らす事で結果的に摂取カロリーが減って減量に繋がってくれる。
炭水化物は身体の中でグリコーゲンとして筋肉と肝臓に蓄えられますが、摂取量を減らす事で、蓄えられる量も当然減る。そしたら、それに伴ってくっついている水分も減るので、結果として体重の数値も減る。
身体としてはエネルギー源として使っていたグリコーゲンが減るわけですから、そこを埋める為に脂肪からのエネルギー生成量の割合が多少増えやすくなってくれると言われています。でもそれが行き過ぎてしまうと、脂肪からのエネルギー生成スピードが間に合わなくなるので、筋肉を分解しなければならなくなってくるので、やりすぎは注意ですよね。
睡眠時間が減る
これが良いか悪いかは人それぞれだと思います。減量時と増量時で明らかに違うと感じるのは、食事を増やしたら増やしただけ、身体がそれを処理するのに時間がかかるので睡眠も多くなってくれないと、回復やデカくなるのは難しいと感じます。
食事量が減ると寝てる間に処理をしなければならない負担が減る分、身体も睡眠を求めないのかもしれません。
だからと言って少ない睡眠時間で筋肉痛や中枢神経が回復しきってくれるかというと、そうとも限らないのが難しい所。
内臓の負担と炎症を減らす
過剰な糖分は身体にとって毒ですから、血糖値が上がりすぎるのも負担が増えて困り者。過剰な炭水化物は炎症を増やすので、怪我していて慢性的な怪我の炎症がある人は、減らしてみたら多少回復が早くなってくれるかもしれません。
同時に過剰なインシュリンの分泌は長期的に見ればすい臓に負担をかける事になり、体脂肪も過剰に増えるし、過剰に増えた体脂肪はインシュリンの効きを悪くしてしまうので、それが続けばドンドン悪循環が続いて男性ホルモンの分泌量も減って筋肉もつきにくくなると言われています。
死ぬまで太った状態を維持する事が求められたり、使用重量の壁を壊す為に体重増やす目的なら、それでもいいのかも知れませんが、健康面やボディビルの観点からは、オフであろうとも腹筋見えなく成る程体脂肪増やす程にドカ食いは必要無いと本当に思います。
悪い点(困った点)
減らしすぎるとだるくなる。
これは当然ですよね。筋トレは日常生活より強度が高い分、エネルギー源として炭水化物が必要になってくる時が多くなり、脳も栄養源として糖分が必要なので、減らしすぎは頭が回らず問題。いくら減量中と言っても、それで生活や仕事に影響が出るまで下げすぎては危ないでしょう。長く続けていたら身体は慣れるので、結構低め(一日50g)でも問題ない人もいます。
パフォーマンスの低下
上記の部分と似てますが、減らしすぎはパワー出なくなるので、結果的に質の低いトレーニングになって、筋肉が落ちてしまう事もあり。
減量の問題点は、痩せたら身体は薄くなるので、ベンチプレスは微妙に動かしている距離が長くなって負担が増えたり、痩せてウエストが細くなるので腹圧のかかりも悪くなったりしてスクワットは大変になったりとデメリットもあります。
人間六割七割は水分なので、水分減ると言う事は脱水状態にもなりやすい状況になります。そこも減量中は考えてあげる必要あり。
私は個人的に減量中でも炭水化物多めのタイプなので、低くするのは厳しいです。ものすごく長く時間をかけて身体を慣らしていったら適応できるのかもしれないけど、それで筋トレに影響が出すぎるのは困るので行いません。
炭水化物減らして、その分をBCAAや他のサプリで埋め合わせすればいいという考えもありますが、やはりここぞと言う時のパワー発揮は炭水化物の方が上だと感じます。
トイレが近くなる。
炭水化物減らすと身体に蓄えるグリコーゲンと水分が減るので、それに伴ってトイレが近くなります。だからと言って水を飲まないわけにはいかないので、定期的に飲んでトイレも確保する必要があるというデメリット。特に減量中は、オフより蛋白質の摂取量が多くなる人が多いので、それを処理するためにも水分は必要。トイレにこまめに行く環境に無い人には炭水化物減らしすぎるのは問題ですよね。
便の量が減る
食べる量が減るので、便の量も減る。埋め合わせに野菜増やしたりしても、結局そんなに増えてはくれないのが難点。便秘にならなければ問題ないと思いますが、便が出ずに腸にとどまり続けるのはよろしくないので、何とかして食物繊維の多い物を食べて少しでも便もしっかりと出すべし!
長期的な影響はわからない
これが一番の問題。なんでもバランスが大事なわけで、極端な摂取減が数十年後に健康に対してどのような影響を及ぼすかはまだ分かっていません。20~30代で無茶した影響は60過ぎてからしっぺ返しが来るかもしれません。最近の研究では極度の低糖質は老後になってから老けやすくなるという研究も出てきたりしましたからね。その人にとってのバランスが大事よね。
それにしても毎日暑い!
だからと言ってクーラーに頼りすぎるのも自律神経のバランス崩れてよろしくないので、だらけず適度に動くのが大事ですよね。