ゲーテ、ランボー、ワイルド、トルストイ、フィッツジェラルド、カミュ、ニーチェ、カフカの8名の文豪の現実に起こった恋愛を、読みやすいマンガを中心にして、紹介してあります。
お詳しい方には、物足りないでしょうけれども、私にとってはわかりやすくて楽しめました。
主に「うまくいかなかった恋愛」や「うまくいかなかった結婚」を紹介してあります。
フィッツジェラルドのゼルダとの恋愛は、村上春樹さんが紹介してくださっていたため、大まかに知っていました。
成功した若い二人が、最先端の暮らしをし、やがて破滅していく・・・。
ゼルダの書いた手紙が、恋愛ドラマや恋愛映画以上に、非常にせつないです。
「あの名作を書いた文豪が、そんな恋愛を!?」と、意外に思ったりして、楽しい驚きがありました。
ご本人からしたら、ご迷惑でしょうけれど・・・。
帯に「不器用すぎる彼らを誰か助けてあげてください!!」と書いてあります。
確かに、みなさん、不器用すぎて、とんでもないことになっています。
私にとっては、面白かったです。
『恋する文豪 日本文学編』も、読んでみたいと思いました。
『日本文学編』は、高村光太郎などらしく、『智恵子抄』からすると、純愛悲恋の予感・・・。
しかし、『日本神話編』は、さほど興味はありません。