嗚呼、勤務医人生 -5ページ目

嗚呼、勤務医人生

開業しようかどうか迷い続ける終身開業準備医師のブログ

ネットオークションはヤフオクが始まる前から利用している。

これまで詐欺に合った回数は2回。1回目は15年位前で被害額は数万円。

被害届を出したら、数ヵ月後に犯人がつかまった。

このときは警察もオークション詐欺なるものの対応に困っている様子だったが、

全国の警察と連携してくれたおかげで犯人逮捕に至ったようだった。


2回目はその4~5年後くらいだった。被害額は8万円。このときはヤフオクに

補償制度があり、利用させてもらったが、条件として被害届を出す必要があった

ので、また警察に足を運んだ。

前回と違う警察署だったためか対応は悪く、まあ一応話だけ聴いておきましょう、

ただし犯人は捕まらないことのほうが多いですよ、みたいな感じで、やる気の

なさがよく伝わってきた。

それゆえにまったく期待はしていなかった。

当然犯人は捕まらなかった。しかしヤフオク補償で80%は戻ってきた。


さすがにこれ以降は慎重になりだまされることはなくなった。

しかし出品に関してはニアミスというかヒヤリハット的なことは結構おきている。

先日も不要になった電化製品を出品していたのだが、終了近くになって自分の

出品中の最高額入札者を何気にチェックしたらその人の評価が悪く、コメントを

見ても言葉遣いが乱暴だったため、いやな予感がして終了寸前で入札取消

してホッとしていたところ、直後に次点落札者からなぜ終了間際に最高入札者

の取消をしたのか、おまえは複数IDをつかって価格釣り上げをしただろう。それ

を評価コメントで暴露するぞと脅迫めいたメールが何通も届き、ものすごい恐怖

感におそわれた。顔の見えない相手の思い込みで一方的に攻撃されるのは怖い。

他人の評価コメントで醜いバトルが繰り広げられているのはこれまで何度も見て

きたが、まさか自分にこんな災害が降りかかるとは思っていなかったので、

これを機会に気軽にオークションを利用するのはやめようとさえ思った。

9.11テロの半年前、私は外国為替証拠金取引(FX)をはじめた。


正確に言うと、FXをはじめる前に、外貨MMFでニュージーランド

ドルでちょっとだけ利益を出した私は欲の塊となり、禁断のFXに

手を出してしまったというわけである。


タイムマシンがあれば、迷わず10年前に戻ってFXの口座を

即刻解約したい。


その頃はFXというという呼び方はなく、フォレックスといっていた。

そして日本では5~6社程度が、電話とネットで細々とやっているだ

けだった。


紀伊国屋のような大きな書店に行ってもFXの本を見つけるのは

困難だった。凝り性の私はそれでも10冊くらいの本を購入して、

さらに証券会社のFXセミナーにも出席して、のめりこんでいった。


FX口座も海外ブローカーも含め3社くらい契約して、さらには先物

取引にまで手を出してしまった。


そのころ郵貯の(今は使えない)裏技で年利1.2%という高利率で

二千万近く預けていたのだが、百万単位でどんどんおろしていった。


さらに妻の貯金五百万円にも手をつけてしまった。

(もちろん許可をもらって)


投資額は、たぶん2600万円だったと思うが、一時期総額3300万

円くらいになり、さらに欲の皮が張ったのが、転落の始まりだった。

その後、徐々に総額が減ってきたが、自分にとって有利な発言をす

る経済アナリストたちだけを信じ、そのうち反転するはずだと思い込

んでいた。しかし損切ができない私の損額は雪だるま式に増えた。


そして9.11テロ・・・

玉砕だった。

ドル暴落とともに手持ち資金が1秒毎に百万円単位で消える恐怖感。

まったく身動きができなくなってしまったのである。(つづく・・・)

自分の子に勧める職業とは?


私が受験生だった頃は、すでに偏差値至上時代に突入していた。

何になりたいかというより、自分の偏差値で入れる大学を決めると

いう本末転倒的なことが普通におこなわれていた。


自分の場合もそれに当てはまる。

小さいときから理系が好きではあったが医者になりたいと思った

ことはなく、高2になって進路を決めるときに、工学部、理学部と

迷った挙句、偏差値を考慮して医学部を選んだにすぎない。


ときどき「工学部のほうがよかったかなぁ」と思うことはあるが、後

悔はしていない。それは失業の心配がほとんどないからである。


ただ、工学系に進んだほうが仕事は面白かっただろうと想像できる。

やはり日本人の頭脳と環境は工学・理学系に向いているのではな

いか。これは数々のノーベル賞受賞からも実証済みである。


医歯薬系はどうかというと・・・ 明らかに世界標準から遅れている。

だから今でも医者は箔をつけるために海外留学する。

日本の医学が最先端であれば決して海外へ行かないはず。


そして医者の世界は政治の世界と大いに似たところがある。

それは世襲制と閉鎖的であるところ。


開業したら、絶対に跡継ぎが必要となる。

他人に譲るくらいなら、自分の子供に継がせたくなるのが人情。

一から開業すれば1億円以上かかるので、どんなボンクラ息子

でも、たとえ入学金・授業料が総額6000万円かかっても、医師

免許をとったほうが勝ちなのである。


不思議なことに、医者の息子は半数以上が親よりもレベルの低

い大学に入っている。ハングリー精神が未熟なためであろう。


話はもどり、自分の子に勧める職業は?

医歯薬はあまり勧めないかな。

特に歯は絶対に駄目。

完全な飽和状態にあるから。

今やコンビニ店舗数より歯科医院のほうが多い。


知人の娘で二浪して歯学部に合格した人がいて、歯科医でもない

その親は喜んでいたが、可哀相で仕方がない。

まあ唯一の救いは女性であったことだ。


今はまだ、どんな歯科医でも開業すれば高級車に乗れると思うが、

潰れるのが珍しくない時代がそこまで来ている。

それは、インプラント広告の氾濫でよくわかる。

売り上げの減少から診療報酬不正請求も多くなってきているようだ。


逆に勧めたい職業は?

子供の一人には、農業を勧めたい。

日本は小さな国とはいっても農地は余っている。

しかも食料自給率が低いので、農業が発展する余地は大いにある。