自由な学校


シュタイナー学校へ通い始めた息子が言いました。



「スイスのクラスメートが日本の小学校へ転入したら間違いなく不登校になると思うよ」




ヨーロッパの学校は

9月に新学期が始まります。


そして、10月には2週間の秋休みがあります。


ほとんどの家庭がヨーロッパへ旅行へ出かけます。


夏休み、秋休み、冬休み、春休みが

2週間から3週間程度あって

学校の授業はお昼まで。



お父さんもお昼休みは自宅へ帰って

家族で昼食を食べます。



午後からはスポーツや音楽を習いに行ったり友達の家や公園で遊びます。





学校の授業は740分から始まります。


教室が開くまで生徒は外で待ちます。


担任の先生が出勤して直接教室の鍵を開けてから一人一人に挨拶を交わしながら生徒を教室へ招き入れます。


生徒の体調など観察したりしているようですね。


先生にプレゼントを渡す生徒もいます。

クッキーやお花とか。


授業が終わると担任が教室に鍵をかけて帰るので忘れ物をしても取りにはいけないですね。


放課後の校庭は生徒たちの遊び場だったり待ち合わせ場所になります。


1時間かけて通っている生徒は車で親の迎えを待っていたり、兄弟の授業が終わるのを待っています。


また、通学もバス、汽車、自転車、キックボードなんでもOK


服装も自由、上級生はピアスやメイクもしています。




スイスの学校から事前に入学準備するものをメールで知らせてもらいました。



ドイツは公立の学校は授業料は無料。


シュタイナー学校は私立で授業料は親の年収で決まります。


学用品は全て学校側が用意するので必要なくて


上履きは持参すること。



ドイツの学校はお昼には終わるので昼食は必要なく1030分にPauseというおやつの時間があります。


おやつとお茶を持ってくるようにと書いてありました。


お菓子、ヨーグルト、バナナ、何でも好きなものを持ってきていいようです。


とにかく開放感があります。

  • この自由さは日本の学校にはないし


もし、こんなに自由だったら日本の生徒はどんな生活になるのかなぁ...



ただし、ドイツにはコンビニも自販機もゲームセンターも漫画の本もありません。


当時のシュタイナー学校の親たちは話し合ってゲームで遊ばせることもさせていませんでした。


あるのは自由と自然だけです。






俳優から映画評論家、映画監督、バラエティなど、マルチにこなす才能が注目されている斎藤工さんも東京シュタイナー学園の卒業生です。

自分の根源はシュタイナー教育によって培われたとおっしゃっています。