【「諦めたらそこで試合終了だよ」というのを、上司に教えてもらった】 | 土木技術者(もどき?)のブレイクタイム

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土木技術者(的な)人物のブログです。ブレイクタイムを過ごしているような気分で書いています。個人でも仕事ができるように、ただいま準備中(やるかどうかはまだ未定)

 
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「そこから逃げるな!」
 
上司に言われた言葉だ。実際はもっと柔らかい表現だったが。書きながらもう一度、自分に言い聞かせるために、あえて強めな表現にした。
 
いつだったか、ある職場で上司に話したことがある。
『もう辞めたいです・・・。』
 
退職の意思表示をしたときに、上司から言われたことが、冒頭の言葉だった。
 
たしか、そのときはこんな流れだったと記憶している。
・オレ(上司)は、お前(金山)と仕事したい。
・今やっているのは特殊な仕事だし、難しいし、めんどくさいのはよく理解している。もうしばらく続くし、続けて欲しい。
・理由というか背景というか、を聞いていると、その場しのぎな感じがする。
・上を向いているのではなく、下を向いてしまっているんじゃないかという気がする。
・今の状況から、逃げようとしている?とも思えるしそう見えている。
 
おぼろげだけれど、上に書いたようなことを何度か繰り返し言われて、「そこから逃げたらあかんぞ」と言われた。
 
つまりは、こう言いたかったのではないだろうか。
 
『諦めたらそこで試合終了だよ』
 
表現は違えど、こういう意味だったんじゃないか?と。


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最終的に(何年後かに)私はその会社を退職することになるのだが、そのときは退職の意思を翻した。もう少しやってみようか、という気になり、続けようと決めた。
 
逃げようとしている、というのが、なんとなく自分でもわかっていたというか、感づいていたからだ。
 
逃げるのがいいとか悪いとかというのではないし、いいも悪いもない。ただ、逃げるのがその時なのか、別のタイミングなのか、ということだ。当時は、「逃げるタイミングではない」と私は判断した。
 
おかげで、たくさんではないけれどスキルを少し身に付けることはできたと思っている。当時の上司や諸先輩方、同僚だった方々には今も感謝している。
 
もしそこで辞めていたら(逃げていたら?)、おそらく逃げ癖・負け癖がついていた可能性がある。
 
「何かあれば逃げればいいじゃん」
と、とてもライトに?考えるようになったかもしれない。
 
そうなると、そこから巻き返したり挽回するって、とても苦労することになる。間違いなく、当人に対する信頼度は低くなる。「どうせいつか辞めんだろ」とみられたり、「いつかいなくなるんだから、教えたって意味ないよね」となったりして、自分自身の向上に何一つつながらなくなることはあり得る。
 
信頼度が下がれば、仕事の依頼なんて来なくなる。当然、給料とか報酬だって上がることは無い。年齢を重ねるだけで、底辺で、やっすい給料で、いいように使われて、用がなくなったらポイ捨てされるかもしれない。
 
さらに問題なのは、自分自身の自己肯定感とか自尊心がどんどん下がっていき、それにつられて周りの当人に対する視座が低くなっていくことだ。当人の市場価値は下がる一方となるだろう。
 
諦めてしまうと、本当に試合終了に向かって一直線となってしまう。


ただ、そうなる気持ちもわかる。

成果を出せるようになる直前にそういう心境になりやすい。めちゃくちゃシンドイからだ。しかも、いつ成果として出るのか、自分ではわからない。ある人の言葉を借りれば、「どこまで続くぬかるみぞ」である。なにをどのくらい頑張ればいいか、まったく見当がつかないのでシンドイ。だから逃げたくもなる。
 
しかし、そこから逃げても得るものはない。何か成果を出してこそ、得るものがあるというものだ。
 
 
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ちなみに、つい最近も同じようなことをした(つまり、退職の意思表示をした・・・)。そしたら、上司に
「そこから逃げるな!」
(諦めたらそこで試合終了だよ)
と言われた。
(もっと優しい表現で)
 
自覚は無かったけれど、もしかすると逃げようとしていたのかもしれない。もしかすると舐めていたのかもしれない。あまりにも身勝手に、軽々しく捉えていたのかもしれない。
 
もっというと、自分で自分自身から目を背けていたのかもしれない。そして、「今」に背を向けていたのかもしれない。
 
もし、強引に自分の意思を通していたら、逃げ癖が身に染みていたことは、間違いないなと思っている。そして、どんどん自己肯定感が下がっていくんだろうな、ということは簡単に想像できる。
 
諦めるということは、自分の自己肯定感を自分で下げていくことにつながる。もちろん、時には諦めなくてはならないことはある。物理的に成立しない計画を立てていたとか、絶対にありえないことをやろうとしていたとか、そういうときはむしろ諦めて違う視点からモノをみるとかする必要がある。
 
だけれども、続けられるのに諦めてしまう行為は、自分で自分を卑下し、自分を傷つけることと同じだ。それこそ、取り返しのつかないことなのだ。
 
そこから逃げるな!というのは、言い換えると
「もう少し続けていれば、成果を出せるようになるよ」
「もうちょっと先に、オイシイことが待っているぜ」
ということではないのだろうか。

 

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