【計画はウソ。選挙公約と同じ】 | 土木技術者(もどき?)のブレイクタイム

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土木技術者(的な)人物のブログです。ブレイクタイムを過ごしているような気分で書いています。個人でも仕事ができるように、ただいま準備中(やるかどうかはまだ未定)

この計画は、どこへ続く道なのか。

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プロジェクトマネジメントやそれに近いことをやっていると、計画通りにいかないことがあります。計画通りにいかないことがデフォルトでしょう。

建設工事の現場では、設計通りにいかないなんてことはザラです。現場の状況はどこも同じなんてことはないし、工事を始めてみたらあるはずのないモノが出てきたり、現場の状況がほんの少し違うことで、目的物の仕様に大掛かりな変更が生じたりするもの。設計があまりにも下手で、設計たる体を成してないこともあります。

土の性質がほんのちょっと違うだけで、工事の内容や金額がガラリと変わる。そんなことはあちこちで見ることです。

計画・設計通りにはいかないことがほとんど。できあがったときには、設計と違うことになった、というのもよくあります。

極端に言えば、計画はウソなのです。


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選挙公約と同じです。選挙の時などに政治家や立候補者が
「憲法改正します!」
「消費税廃止します!」
のようなことを述べたり、マニフェストとして説明したりしているあれです。

いつだったか、埋蔵金がある!それを活用すべし!なんてことを言ってたところもありましたね。埋蔵金は無かったのですが。スーパー堤防はスーパー無駄使いなんてことを言った人もいたなぁ。

いろんな公約が出てくるのですが、いざやってみると思い描いているのとは全く違うことになったり、想定外の方向に行ってしまったりするもの。

そして、いつしか公約がなくなっている、なんてこともあるのです。

こんなことが何十回と繰り返されてきて、その度に「嘘つき!」なんて言われてる人もおります。

計画も似たようなものなのです。

ただし、選挙公約と違うのは、実行することを念頭に置いていること。計画を立てている人の多くは、自分が実行することをイメージしながら、計画を立案します。作業項目を洗い出し、手順を検討し、出来上がりの姿を思い浮かべます。

今ある情報を吟味して、どうすれば目的物を造れるか?の計画を立てる。
計画とは仮説に過ぎませんから、計画がすべて正しいわけではありません。もちろん、計画通りにすべてコトが運ぶなんてことはないのです。


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しかし、計画なくしては、コトは進みません。段取りがつきません。お金の手当てができません。

当てずっぽうにコトを進めるのは、失敗することがわかっててやるのと同じことです。事故や災害が起きるのがわかっててやるのと同じことです。

リスクを洗い出し、手順を考え、必要な資材や工数を見える化する。それが計画の目的です。

そして、計画があるから、何か想定外のことが起きても対処できるのです。計画があるから、それまで気づかなかった問題や懸念がはっきりわかるのです。

計画はウソ、というより方便。だけど、計画はめっちゃくちゃ大切です。

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