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とても個人的な気持ちですが。
今の仕事では、大きな挫折を味わいました。
今まで積み上げてきた自信は、すべて粉々になり。客先から求められるスピード感や質に応えられず。成果を全くあげられず。やることなすこと、なかなかうまくいかず。
目の前からすべてがなくなったような、そんな感覚に包まれました。
『自分に何ができるのか?やれることはあるのか?無いんじゃないか?』と思いました。
打てる手立てがまったく思い浮かばないのです。挫折って、こういうことなのかも。
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ことここにいたり、私(金山)は、あるときフッと思いました。
『俺の力量なんて、所詮こんなものだったのか。』
自分で思っているよりも、力量が無かった。
技術力が不足していた。
経験値も低かった。
基礎基本が身についてなかった。
自惚れていた。
これらは、いずれも事実でした。受け入れざるを得なかった。カッコつけて着飾っても始まらない。
受け入れると、肩の力が抜けていきました。
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そんなの、挫折のうちに入らねーよ、なんて声が聴こえてきそうですが、私(金山)にとっては挫折です。すべて打ち砕かれて、ほとんどゼロになってしまったので。
ふりだしに戻る、でした。
ふりだしに戻ったからこそ、改めてのスタートを切れやすくなったとも言えます。現実を認め受け入れることで、再度前進できます。
いったんしゃがむ(凹む)ことで、人はジャンプできる。ときに谷底に落ちることがあるから、そこから上がれる。上がったときに見える景色は、それまでと同じものでも違ったように見えるのです。
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木しか見えてなかった私ですが、ことここにいたって、ようやく森(の片鱗)が見えるようになってきたと感じてます。
今進めている作業が、今後どこにどんな影響を与えるか?
これから、どんな問題・懸念が生まれそうか。
事業終盤のクリティカルパスはどこか。
が、おぼろげですが見えるようになってきてます。
いったん谷底に落ちて上がってきたからこそ、見えるようになったと考えてます。挫折を味わったからこそじゃないかと。
そう捉えると、挫折は悲しい言葉じゃなく、人を高みに導くエールです。
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人によっては、今回の私の転職は「失敗とは言わねーけど、遠回りしてる」と見えるようです。実際、何名かに言われました。
確かにそうかもしれない。
ただ、私(金山)としては、遠回りかもしれないけれど、事業監理・事業マネジメントという市場創成期に関われたことは、とても幸運です。未経験の人ばかりのときに、試行錯誤段階のときに、短期間だけど業務遂行の一端を担えたことは、とても運がいいことです。今の時期しかできないことですから。
挫折を味わったけれど、悪いことばかりじゃなく、次へのエールと捉えて、来月から某ゼネコンの現場勤務に就きます。
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