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事業監理業務に補助的にではあるが関わってみて、わかったことがあります。
『森を見てから木を見る』
のがコツだ、と。
特に、土木や建築など建造物を造る仕事においては、非常に重要です。現場代理人や監理技術者はもちろん、ヒラの現場職員や派遣で来てるCADオペレーター、さらには事務係まで。
森を見るとは、全体の工程を把握すること。
開通・供用開始はいつか、事業完了はいつまでに?
などをしっかり把握し常に頭に入れておく。
木を見るとは、全体工程のうちの一部の詳細工程を把握すること。
と、私(金山)は理解しています。
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私(金山)は、恥ずかしながらその目(森を見てから木を見る目)を持っていませんでした。その結果、工程を一部遅延させてしまいかねない事態を引き起こしそうになりました。
業務や工事一つひとつが、全体に与える影響を見てないなかったのです。
実際には、客先の想定よりも遅れてしまったのですが、全体に与える影響はさほどでもない状態で済みました。
木しか見てなかったので、その木が森全体に与える影響はどうなのか?を、まったく考えず、気にも留めていなかったのです。
私(金山)の役割は技術員で、管理技術者や主任技術者を補助する役割でした。なので、立場としては森全体を見る必要性は彼らに比べて、大きくはありませんでした。
しかし、立場に甘えた私は、森をまったく見ることなく、木を植えて育ててしまい、森に悪影響を与えそうになったのです。
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全体の工程計画を見つめ、今はどこで何をやっているか/今やっていることが、後の工程にどんな影響を与えるのか、を把握すること。
これは上から下まで、立場にかかわらず持つべき視点です。チーム全体、組織全体、あるいは会社全体で持つべき視点です。
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全体工程(森)を把握することで、詳細工程(木)を見ることができます。どこに木を植えればいいのか、どのように育てればいいのか、どのように育って欲しいのか。
道路事業であれば、
いつ供用開始になるのか。
いつから工事に入れば間に合うのか。
どこから工事に入ればいいのか。
どんな手順で作業を進めればいいのか。
をまずは把握することで、そこからそれぞれの工事や業務の詳細工程、またそれらについてまわる問題や懸念事項を洗い出していくのです。
なんだ、当たり前のことじゃないか、と思うことなかれ。大手の企業でも、めちゃくちゃ成果を出す人も、結構高い割合で軽視されてます。
たとえば、業務完了間際になっても特記仕様書を理解しておらず、最後に慌ててめくり始める、とか。
目の前のことに追われる心情は理解できますが、全体工程を把握しておくことが、造る仕事においては必須!
そんなことを改めて理解した、事業監理業務でした。
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