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仕事の面白味の一つとして、「思い通りにならない」ことがあります。思い通りになればとてもライトにコトが進むので、楽しさが湧いてきます。けれど、それが続くと飽きてきたり刺激がなくなってつまらなくなってくることもよくあるんです。
これは、「面白い!楽しい!」という錯覚を味わっている、とも言えます。
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もちろん、すべて思い通りにコトが運ぶことはありえないわけで、ときには思い通りにならないこともあります。むしろ、そのほうが多いかもしれないですね。
数週間・数か月・あるいは数年かけて作り上げてきたものが、あるとき一瞬で、それか一言で音を立てて崩れ去っていく。そんな体験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も、つい昨日、そんなことを味わいました。ここまで2週間、横浜の現場事務所に詰めてやってきたことが、「ガッシャ―ン!!!」とすべてひっくり返されてしまいました・・・(泣)
思い通りにならないなー・・・、ということですが、むしろこれはチャンスともいえます。
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思い通りにならないときは、「どうしたら軌道に乗せられるか、順調なストーリーを描けるか?」を、ひたすら考えつつ、やるべきことに集中することです。ただ仕事に邁進するのではなく、「どうしたらいいか?」を常に頭に入れておくことです。
これはとても大切です。
猪突猛進では不十分で、「走りながら考える、ぶつかりながらも考える、パンチ食らっても考える」ことで、思い通りにコトを運ぶためのあれやこれやが見つかるものです。
「あれ、そういえばお客さんこんなこと言ってたな・・・」ということをふと思い出し、その要素を組み込んで形にしてみたら、「これこれ!こういうことして欲しかったんだよ!」と言ってもらえて、そこから先がスイスイ進むようになった、目のまえの道が大きく切り拓けた、ということがよくあるものです。
こういう糸口はただ走るだけでは見つからないけれど、「どうすればもっと良くなる?」を考え続けていくと、案外簡単に見つかるんです。
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思い通りにならないということは、「できることがあるんだけどできていない」というときでもあります。不可能なことじゃないので、解消が可能なんです。だから、糸口は必ず存在します。
ここまで全力フルスイングでやってきたけど、振出しに戻ってしまった、とするなら、それこそが大きなチャンスです。お客さんからもっと大きな信頼度を獲得できたり、思いもよらぬ増額変更の契約を申し受けられたりするなどの、いろいろなメリットを享受する機会を得られます。
ちゃぶ台返しを食らっても下を向かず前を向く。前を向いた先に、思い通りにコトを運ぶ道は存在するんです。
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