【全米映画週末興行成績/TOP OF WEEK】
(9月21日~23日/24日発表)
「END OF WATCH」(初)
邦題:未定
週末成績:13,152,683$
日本公開:未定
先週末のアメリカは、TOP3に新作が僅差で並ぶ接戦になった。
その中で見事1,300万$で首位に輝いたのが、ジェイク・ギレンホール主演のコップ映画。
街で起こる様々な事件を、警察の誇りを胸に、相棒と共に解決していくといった内容か。
レビューがおおむね良好で、これからの落ち込みも少なくてすみそうである。
そして1,200万$(12,287,234$)で惜しくも2位にランクインしたのは、ジェニファー・ローレンスを主演に迎えた「HOUSE AT THE END OF THE STREET」。
新居に家族と引っ越してきたが、実は隣の家で数年前に殺人事件があり、今はその生き残りの青年ライアンが住んでいる、という設定で繰り広げられる猟奇的な内容。
「END OF WATCH」に対してこちらのレビューはかなりの酷評。
今期待の新人女優ジェニファーのホラー映画なんか観たくないということか。
日本では11月17日に劇場公開が決定されている。(邦題:「ボディ・ハント」)
そして2位にあと一歩及ばず、1,200万$(12,162,040$)で3位にランクインしたのは、「TROUBLE WITH THE CURVE」という野球ドラマ。
球団のスカウトマンとして長年仕えてきたガスだったが、年齢から衰えが隠せず、娘とともに自らの仕事をふりかえっていく、といった内容。
主演は4年前の「グラン・トリノ」で俳優業は引退したと思われた、クリント・イーストウッド。
娘役には「魔法にかけられて」「ザ・マペッツ」のエイミー・アダムス、いいキャスティングをしたと思う。
監督を務めたのは、近年のイーストウッド監督作品で製作に携わり、イースト映画を学んできたロバート・ローレンツ。
イーストウッドにとって自分の主演作品で、自分以外の監督作品にでるのは19年ぶりだとか。
レビューはイーストウッドのファンである高齢層と若者層とで分かれたか、半々の評価。
日本では11月23日に劇場公開予定。(邦題:「人生の特等席」)
ちなみに新作3本に押されて、「バイオハザードⅤ」は2週目にして早くも5位転落。
最終はいつも通り、5,000~6,000万$といったところか。
5館の上映ながらも先々週末19位にランクインした「THE MASTER」は、公開2週目に劇場を783館増やし、先週末は7位にランクアップ。
他作品と比べ劇場数がまだ4分の1程度なのに500万$ほど稼ぎ、割合で言えば先週末一番のヒット作になった。
まだまだ拡大公開が行われるだろう、今週末以降の動向が気になる作品である。
【全国映画週末興行成績/TOP OF WEEK】
(9月22日~23日/24日発表)
「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(3)
目立った新作が公開しなかった先週末。
新作は5位にランクインした何かのアニメ映画だけで、踊る最終章がそのまま首位に残留。
これで3週連続、はいはいおめでと。
3位と4位が入れ替わり、2週目の「天地明察」が浮上。
またフランス映画の「最強のふたり」が、4週目にしてまさかの6位に浮上。
9月の初週で8位スタートだった本作。
その後2週連続9位を保ち、ここにきてのランクアップ。
徐々に上映劇場の数を増やした結果によるもの。
しかもこれから3か月、まだまだ上映開始予定の劇場が控えている。
近所(?)では10月13日からワーナー三田さんで上映してくれる。
全然ノーマークだったけど、ここにきて観たい気持ちが沸いてきた。