DVD:ヘルプ 心がつなぐストーリー(THE HELP) | 気まぐれ戦隊・徒然ンジャー改☆オ~ソレ観ぃヨ☆

気まぐれ戦隊・徒然ンジャー改☆オ~ソレ観ぃヨ☆

某市小学校教師の、映画大好き気まぐれヒーロー物語

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満足度:★★★★★

How was face when I watched?
→(´∀`*)( ̄~ ̄;)(/_;)(T0T)

How much can I pay?:4,000円

RT's SCORE:76%(9月21日付)
(レビュー満足率:150人/197人)



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【女性たちの魂の奥に潜む叫び】


1960年代のミシシッピ州を舞台に、白人家庭に雇われる黒人女性"ヘルプ"への待遇の実体を、白人の新人記者が暴露するといったドラマ映画。
原作は2009年初版の同名小説「THE HELP」。
公民権運動を背景とした中で、白人女性と黒人女性の友情物語が観れたら満足か、と思っていたけど、それ以上のものを観れた傑作。
小説だからといって、この作品は決してフィクションの物語ではない。
当時の黒人の生活の不安定さも、彼ら彼女らへの差別も、ノンフィクションを超えた現実が真摯に描かれている。
時には軽快な音楽と面白い演出がこの作品をポップに描こうとしているが、それはまさに表面的なもの。
しかし根っこに蔓延る問題は深く、重く、どうしようもなく息苦しい。
そんな感情を"ヘルプ"らが代弁してくれているかのよう。
表向きは明るく振舞おうとしても、心の奥ではどうしようもない想いを背負っている。
時折見せる彼女らの表情が、どうしたって観る者の心に重くのしかかる。
そんな演技を見せてくれたヴィオラ・デイビスとオクタビア・スペンサー。
オスカーに絡むのも大いに納得、それよかヴィオラが取れなかったことの方が不思議なくらい。
(確かにメイルのサッチャーもすごかったけど)
時代の渦で翻弄された女性たち、この映画が描いた彼女たちは"主張する勇気"ではなく、"変えようとした一歩"。
ラストは期待するようなハッピーエンドでは決してない。
どうしようもなく切なく、また怒りが込み上げてくるようなものである。
しかし"ヘルプ"の愛を受けて育ち、差別問題の根深い歴史を知らないあの子どもの姿が、少しばかりの希望として描かれているように思えて、どことなく安心を与えてくれる。



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ちなみに本作で2012年の鑑賞数100本到達!!
今年が終わるまであと3か月、実習もあるけど突っ走るよ~ん( ̄∀ ̄)


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<トレイラー>






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