満足度:★★★★★
How was face when I watched?
→(`∀´*)(´∀`*)(；∀；*)
How much can I pay?:3,000円
RT's SCORE:96%(9月17日付)
(レビュー満足率：191人/200人)
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【命を吹き込む歌とダンスの演出】
アメリカで人気のジム･ヘンソンの人形たち、マペットを基にしたミュージカル映画。
劇場の危機を、動く人形"ザ・マペッツ"が何とかしようと奮闘する物語。
日本人には、セサミストリートなどでマペットの一部が出ているだけであまり馴染みがなく、もちろん私も本家は知らない。
しかしここまで楽しく、ここまで腹を抱えて笑った映画は本当に久しぶり。
とにかく観る者を映画に集中させる掴みがうまい。
その一つは古典的なギャグ。
客に語りかえるような演出や、くだらないと口からこぼしてしまうようなギャグも、本気でしているから面白い!!
それにマペッツそれぞれのキャラにクセがあって、何より愛くるしい人形ばかりだから、古臭いギャグも許してしまう。
そして忘れてはいけないこの映画の一番の魅力、歌とダンス。
(最近太った?)エイミー･アダムスは「魔法にかけられて」を経験してきているので、この手の演技は本当に魅力的だし安心して観れる。
またゲイリーを演じたジェイソン･シーゲルも、中盤で重厚な歌を披露し、歌詞がマペット映画にとても合っている。
その歌っているときの演出もさることながら、ここはこの映画一番の涙腺ポイントとなっている。
そう、単なるミュージカル映画ならどれだけ客の心に響くか、その歌声やら音楽の良さにウエイトが置かれがち。
しかしこの映画が素晴らしいのは、その歌っているときの"演出"なのである。
人形が主体の映画だからこそ、そこを疎かにしてしまってはきっと浅いミュージカルになっていただろう。
観る者が共感できるように、人形をどう動かして表現し、さも感情があるように見せるか。
それに特化し見事成功しているので、観てて本当に楽しい気持ちになる映画である。
余談で、この映画の見所の一つに、チョイ役で出演する有名俳優を見つけてみても面白い。
最近コメディものによく出ている、ケン･チョン(出演時間1秒ほど)。
役どころがいつもウザいコメディ俳優、ザック・ガリフィアナキスも(今回もウザい)。
また「天使にラブソングを」のウーピー･ゴールドバークも!!
次いでセレーナ･ゴメスが出てきたときには、本当にビックリ!!(事務所とか言うたらアカン…)
ジャック･ブラックもいじられ役として出演しており、気分爽快♪
でもこれだけのカメオ出演があるってことに、どの役者もマペットを観て育ったんだろうなと想像がつく。
老若男女、広い世代に長く愛されているんだなと、そう思う。
そう考えたら観終わって、ふと自分の子どもの時を思い出す。
私が子どもの頃は、「ハッチポッチステーション」がテレビスタートした時代。
「セサミストリート」より断然こっちが好きだった。
ジャーニーやミス･ダイヤ、平べったい犬のトランクが繰り広げるコントや、グッチ祐三の歌、その懐かしさを思い出す。
調べてみたら2005年に番組が終わっていたようで、ちょっぴり寂しい気もする。
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＜ポスター＞
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＜84回アカデミー主題歌賞受賞＞
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