曇り時々雨、のち、晴れ・・・ありがとう | heart.

heart.

今を過ごして見つけたキモチ。

頭痛がし、頭が気持ちが重く、緊張で体が強張って、辛かった。

深海魚のように深く呼吸ができないなら、いっそ窒息してしまいたい。

ドアから風が入ってきて寒くてしょうがなかったけど、

きっとブレザーを着たら、ますます息をするのが苦しいから、

圧迫を受けた手が痺れて冷えても、セーターの姿で机に突っ伏していた。


授業なんか聞けるか、と思っても、一人では保健室にも行けない。

検査以外で行ったことがないだけで。道を覚えてないだけで。

行っても先生とも何も話したくない。話せない。

それでもベッドで横になりたくてしょうがなかった。

1時間でいいから、眠りにつけなくていいから、

カーテンを閉め、誰も見ていないと思える場所で、誰にも話しかけられず、

誰の目も気にせずに暗くいられる場所で、もう気の済むまで鬱になっていたい。

そうすればいつしかきっと、鬱々とするのにも、いい加減心が飽きてくれるよね?

本当じゃない「うん、大丈夫」は、心配される時も痛くてもう嫌だ。


大丈夫?ちょっと行かなきゃいけないから、1時にまた来るからねって、

時間が来て戻ってきて話しかけてくれるのを、静かに勝手に待ち望みながら、

必死に息をしていた。

ひたすら待つだけ。でも、どうしても一人じゃいけない。臆病者。

やっとその子が来て、保健室行く?って優しく聞いてくれた時には、話し方も忘れていた。

いろんなものが怖くて、全霊で、

不快に、変に思われないように、小さく頷いた。

歩いてみたら、もう歩くのもやっとだった。


司書の先生のような人を勝手にイメージしていたら、違った。

穏やかでおっとりというよりは、さっぱりして、はきはきしていた。

少し出なきゃいけないから、その間とりあえず熱を測れと箱を指され、

その先生が出て行くまで、少しもとても力を抜けなかった。


戻ってきた後、記入用紙の原因欄に迷って、書けないでいると、じっと見られた。

怖くて投げやりになって、思い当たる該当欄に全て印をつけた。

紙を渡すと、それを見ていくつか聞かれた。

よい子の尋問タイムという言葉が頭に浮かんだ。


私を肯定しようとしてくれてるの?

質問に質問を重ねて、答えを自分で探させようとしているの?

でも、知っていることばかり。

そんなこと、全部知ってるよ。

ただ、寝かせてほしいのに・・・。

少し話してしまった。どうせ伝わりはしないのに。だから、絶対嫌なのに。


保健室より図書室の方がきっと落ち着ける。

ずっと手を握りしめたり、足に力を入れていた。そうしないと、体が不自然に

震えてしまう。緊張してたまらず、息ができなくなってしまう。

そうして、1時間はあっという間に過ぎていった。

酷く疲れた。


皆で迎えにきてくれた時は、ぽかんとして、言葉が出なかった。

Y、M、A、N・・・?

「幸さーん、迎えに来たよー。」 って。

泣いちゃってごめんね。

でも嬉しかったから。

Yはびっくりして腕を回して笑って抱いてくれ、Mはただ我慢しないでいいよと言ってくれた。

AもNも、皆心配してくれていた・・・。


教室へ戻ると、Yが古講のノートを写させてくれたり、

Kが暗かった私が気になったのか手紙(!)をくれたり、

本当にいろんな子が大丈夫?と心配してくれた。

多分、皆が迎えにきてくれなかったら、保健室に行ったことを後悔しかしなかったと思う。

けれど、涙が溢れたとき、優しい言葉をかけてくれたり、笑って抱きしめてくれたから・・・。



本当はもっと、辛かったことを書きたい。

あの保健室にはもう行きたくないし、わかってもらえず、見当違いな言葉も

胸に刺さった。

どんな悩みなのか理解してほしいなんて、そんなことじゃない。

そんなことじゃなかった。

ただ、鬱々となっていることを理解して、あまり訊かずにゆっくり休ませてほしかった。

誰も気にしないでいいところで、うんざりするまで落ち込める場所がほしかったから。

だけど、少しもやもやはあるけれど、もう言葉が出てこないし、

皆が迎えに来てくれて、心配してくれたことの方が、ずっと大きかったから。


帰ってありがとうメールをしたら別の子から大丈夫?メールが来たりした。

元気になれー

めぐみ― って書いてあって、すっごく嬉しかった!


こんなふうに、心配してくれる優しい友達がいたんだ。

そう思った。

メールするね!とか。

バスの中で手紙を開いたり。

皆が明るく振舞ってくれたり。

今日は、そんなふうに、嬉しいことが多かった。皆があったかい気持ちを届けてくれた。

涙を見せてしまったけど、それを後悔させないでくれた。

あすかの心の波を、じいちゃんとばあちゃんの大きな海が受け止めてくれたように。