里帰り | きんぎょっぴ ドイツとワタシと家族と

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到着したその晩はもうカラダがボロボロで階段も這うようにして上った。

まず荷物の整理。

昔なら荷物の整理は翌日でもよかったのであるが、認知症になってからの母は普段の生活にないワタシ達の荷物が気になりだしたのである。

母なりに整理してくれるのであるが、イコール物が移動してどこにあるのかわからなくてなってきたのである。
最初の頃は失くなった物を探してワタシも子供達も不機嫌になった。

子供からも文句を言われ、ワタシの物も見つけられずイライラした。キツイ口調で母に言ったこともある。

が、悪いのは大勢でやって来て短期間だけ滞在して嵐のように去って行くワタシ達なのである。

それからはその日のうちに

消えて困るもの

は全て寝室に持って行くよう子供達にも言った。

そして、お土産類。
ふと台所の水屋(食器棚)を見ると見覚えのあるスナックとかがある。
あれ?こっちでも売ってた?と思うと、あー母だ。スーツケースの中が見えて自分へのお土産だと思うのかな?たまに移動してたり、姉達にすでに行き渡っていたりすることがある。
それでいい時もあるが、お友達などに渡そうと思っていたお土産では困るのでそれらをきっちりスーツケースを閉めて確保しておかなければならない。
とにかく母の目につくところに物は置いておけなくなった。

それらを整理したり、その合間に家族からあれはどこ?これはどうしたらいい?と聞かれるとちょっとしたパニックにもなる、そしてこの気候、汗だくになっての事なので意識なくしそう、なんせ24時間は大袈裟かもしれないがワタシも長時間寝てないからね。

今回母のことで少し悲しくなったことがある。
次に書こう。