息子のチェロの発表会があった。
春から新しいチェロの先生を探していたがなかなか時間のある先生が見つからず、ようやく無理を言って見てもらえるようになったのは 秋の10月。
とても素敵な女性の先生だ。
息子も先生の指導方法が気に入り、一生懸命練習をしてた。
2月のとある日、先生から紙をもらった、発表会についてである。
へぇ~ 発表会?
娘のピアノの発表会はもう何年と続いており、毎年3月の春休みに入る前の月曜日に催されるのであるが、息子のチェロの発表会は初めてである。
と言っても、簡単に書かれているだけで、
3月1日金曜日 16時より 場所は追って連絡をします。 とのことであった。
発表会前の最後のレッスンの日にレッスンの終わった息子に聞いた。
「どこで発表会があるの?」
「うん、なんかこの道をま~っすぐ行った先のなんちゃらかんちゃら・・・・」
ようわからん!
とにかく 発表会の場所を先生に聞き、、発表会の当日がやってきた。
可愛い生徒達が集まり、順番に演奏が始まった。
まあ どの子も一生懸命。
無事 大きなお嬢さんの演奏が終り、発表会は終了。
各々イスを片付け始める。
帰り支度を始め、皆 コートを着て、帽子を被り始める。
すると先生が何か慌てたように・・・・
すみません
生徒一人忘れてましたぁ~。
そう、演奏していない女の子が一人いた。
先生が
「では 今から 演奏してもらいます~。」
皆 立ったままである。 帰り支度も済んでるので、コートを着たまま。
なんとも居心地悪い中 先生が、
「じゃあ 今から デザートとして 演奏してもらいます~。」
可哀相やん その紹介!
演奏が終り、先生が、
「いや ホンマ びっくり! そこに座ってるのに、何も言わないんだもん。おほほほ・・・」
って 先生 あんたがオーガナイズしな!
こんな準備の悪い発表会は初めてだった。