今日は知り合いの家で朝食会がありました。
ドイツでは時々こういった会を催します。
催すと言っても 大袈裟なものではなく
なかなか会えない者同士が 久しぶりに日程を調整して
一緒に朝食をしながら近況を語り合ったり、
たわいない話をすると言ったものです。
5人集まったのですが、 気を利かせてくれて
日本にいる両親や兄弟のことを心配して尋ねてくれましたが、
「原発」の話は さり気なく遠ざけてくれました。
残念ながら 私は現在の日本の原発事故の状況を
ドイツ人に上手く説明することができません。
安全なのか 安全ではないのか はたまた 非常に危険な状態なのか。
ドイツでは地震や津波の災害も報道はされましたが、
特に原発事故は毎日 今でも事細かに報道されています。
ただ、シリア問題もあり、最近ではトップニュースにはなってません。
さて 朝食会で話題になったのは学校のこと。
ドイツでは小学校(基礎学校)は4年間だけです。
その後は 3つのタイプの学校に進路が分かれます。 (正確には3つ以上タイプがあります)
ここではかなり大まかに説明します。
一つは大学を目指すための ギムナジウム (12・13年生まで)
一つは一般教育を受ける レアルシューレ(10年生まで)
そして 9年生までのハウプトシューレ
ドイツの教育システムを知りたい方は申し訳ありませんがいろいろ検索してみてください。州によってもシステムが違います。
一人の女性の息子さんが 今 レアルシューレの6年生です。
ギムナジウムへの変更が可能なほど成績が優秀らしいのです。
ただ 小学校4年生の時に少しドイツ語の成績が悪かったので
担任の先生からレアルシューレへ行くことを勧められ それに従ったらしいです。
当時の親御さんの希望は ギムナジウムでしたが、
成績次第では レアルシューレから ギムナジウムへの変更は可能だと
思われたみたいで、その時は先生の勧めに従われたのだと思います。
私も レアルシューレから ギムナジウムへの変更は難しいが不可能ではないと聞いてました。
前回の記事で少し触れたように ギムナジウムでは6年生から第二外国語が必須で入ります。
が!レアルシューレでは6年生での第二外国語が 必須でなかったため
彼は第二外国語をまだ選択してなかったのです。
そのため 主な科目の成績がいいにも関わらず それだけのために
ギムナジウムへの転校が難しいと 今 学校から言われているそうです。
もちろん親御さんは 小学校4年生の時にどうして 先生の勧めを断ってまで
ギムナジウムに入れなかったんだろう・・・・・ (州によっては親の希望が通るところもあります)
どうして 6年生で第二外国語を選ばさせなかったんだろう・・・・
いろいろ後悔があるみたいです。
その場にいた 私達は
「とにかく学校にしつこいほど交渉すること。」
「今からでも 第二外国語を独自で勉強始めること。」
などなど アイディアを出し合いました。
こちらでは 交渉次第でなんとかなることもあるので
(ドイツ在住のみなさんは一度は経験されてますよね?)
彼女達一家のの願いが叶えばいいのですが・・・・・。
ドイツ人の彼女らでさえ 知らないことがいっぱいある学校システム
(学校のことだけじゃありませんが)
日本生まれの日本育ちの私は もっとドイツのことを知りません。
(まだギムナジウムのシステムを完全に把握してない私 )
こういった朝食会など情報交換できる場は本当にありがたいです。