息子宛てに 小学校からお手紙が来ましたぁ~
呼び出しでは まだ ありませ~ん。
(そんな時は 直接 電話が掛かってきそう・・・)
・入学式の案内 と
・ 揃えておかなければならない 教科書 ノート 及び その他諸々のリスト
そう、教科書 有料 なんですよ~。
それも各人が勝手に本屋へ行って 買え!ってシステムなんです。
学校で一斉購入してくれればいいのに!
もう嫌になっちゃう
これは州ごと(16州)にシステムが違っていて、
各個人で購入する州もあれば
州が 無料で 提供してくれる ところもあるのです。
が、その場合は貸与なので
書き込み禁止
破損した場合は もちろん 弁償しなくては ならず、
その学年が終了すれば 返却しなくてはならないのです。
どのシステムがいいのかは わかりませんが、
とにかく うちの州は親が買わなくてはなりません。
今年は教科書だけで、50ユーロほど掛かります
(これ安い方かな? 娘の時は80ユーロほどしました。)
その他にも ねんど ファイル ノートにつけるカバー などなど
学校が用意しておいてくれるものなんてひとつもありません。全部自分達
娘が1年生に上がる年に同じリストをもらいました
しかし、 リストを見ても 知ってる物なんてひとつもありません。
ひどいのになると、一般に呼ばれている品名ではなく、
例えば ”コクヨの ノート” とかってメーカー名で書いてあることもあるのです。
コクヨがなにものであるか 知っている人間であれば何も問題がないですが、
知らない者にとっては正直大変です。
まず、
”これ なにぃ~?” から 始まります。
思えば3年前 娘と二人で意気揚々と文房具屋に行きました。
ちょうど どの学校でもリストが出た頃で その比較的大きい文房具屋さんは
年頃の子供を連れた親子連れでいっぱいでした。
ワタシも娘も な~んにも わかりません。
店員さんも忙しそうにバタバタ走り回ってます。
ポツ~ン と 残されたような かたちになった 私達二人でした。
何をどこから、どう選べばいいのか 皆目 検討がつかないのです。
正直 私は 涙がこぼれてきそうでした。
”これが 日本だったら、書いてあるリストの内容は全部わかるはず、
わからなくても 店員さんに すぐに聞けるはず
答えてもらっても すぐに理解できて わかるはず・・・・
なのに・・・・ここがドイツがために・・・・
娘にも なんだか 惨めな思いをさせてしまっているようで・・・”
すごく悲しい気持ちになったのを覚えています。
いえ、このリストには毎年泣かされています。
毎年新しい違った内容のリストなので、チンプンカンプンです。
去年の今頃 娘が3年生になる前のことです。
一緒にジョギングしてた ママが ワタシに聞いてきました。
”ねえ、ねえ、 リストに書いてた D ノート ってどういう意味?”
(えぇ~! あんた 誰に 聞いてんのぉ~?) と 一瞬 とまどりながらも
”あー それはね、 ノートの厚みが倍ある ノートのことよ”
と この ワタシ が 教えてあげることがあったのです。
(すでに買ったので知ってました。 )
あ~ ドイツ人でも知らないことがあるんだ~ と知ってから
随分と気が楽になってきました。 (でも これってつい1年前のことね)
それから よ~く見てると 皆 結構 混乱してるみたいで、
文房具屋でも 店員さんに聞きまくってるのを見かけます。 (ワタシもその一人)
必ずしも ワタシが 外国人で この国で 学校生活を送ったことがないから
知らないわけではなさそうだということを知りました。
これからも こんな珍騒動が 終わり無く続くのだろうと 思います。
でも ひとつずつ 数滴の涙を流しながら 学んでいってる 今日この頃です。